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恋愛漫画として、間違いなく名作
タイトルがまた、内容をこれ以上にないくらいシンプルに表現しているのが好い
紅い実、読み手の食の好みや、作品に対する印象で変わるのだろうが、私は杏じゃないかな、と思いながら読んでいる
恋心が膨らんでいく過程、恋心が繋がり合う刹那、恋心が届かなかった辛さ、いくつもの味が絶妙に混ざり合って、読み手の心に爽やかだけど後を引く甘酸っぱさを一気に広げる
決して、絵柄もストーリーも熱苦しくない。けれど、「これぞ青春」と、読み手に理解させる
この衝撃は、理屈じゃ計れない
人間、何を始めるにしても遅すぎるってコトはないのだが、青春だけは、どうあっても取り戻せない気がする
既に全力で青春を駆け抜け、これと言って、やり残した事、やれなかった事がない自覚があるからこそ、『紅い実はじけた』のように、青春時代を今この時に生きている少年少女の強い輝きを、リアルに描いている漫画を読むと、心が温かくなる一方、片隅が寒くなってしまう。決して、後悔じゃないのは判っている。多分、やり直せないのを判っているのに、一瞬、戻れたら、そんな事を考えてしまった自分への呆れや、自己嫌悪かもしれないなぁ
読み手に、そんな綺麗とは言えない感情を抱かせるからこそ、この『紅い実はじけた』は何回読み返そうと、感動がちっとも薄れないのだろう
それだけに、この2巻で終わってしまうのは残念っつーか、キツい
もっと、高橋先生にしか切り取れない、“ときめき”に口元を緩まされたかった!!
どの話もグッと来るので、一番は決められないが、もし、未読の方に推薦できる機会に恵まれたなら、[第十三話]三人の夏、を推したい。私は、あくまで、この作品は恋愛漫画だと思っている。だからこそ、恋愛でなく友情の感情の動きをこうも見事に描かれている話を外しては、『紅い実はじけた』の好さを語れない、と思った
この台詞を引用に選んだのは、バカだった少年が、惚れた女の誇りを守るために、バカみてぇにカッコいい男になれた時に叫んだ言葉だ、彼の強さに敬意を評したい
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・あの手のつなぎ方はずるいよね!
・肩ね。。。
うちも昔水泳してたから少しわかるかも?!
・パンクでしたね!
・ナイス!ライスボール王子!
・おのののかの実話?!
・バレー部ばんざい?!
エピローグが幸せすぎませんか?
つか、
ボクサー!
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最高すぎた。1巻に続き、青春ピュア恋純愛短編集で、清く美しかった。短編集でありながら、エピローグでは1巻からの総集編も見られ、ラストまで楽しめるのが素晴らしい。高橋先生大好きです