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この本は、Oshoの650冊以上にわたる全著作から、「いかに生き、いかに死ぬか」ということについてのエッセンスを抽出したもので、いかに生きるかということについて、死を超えた、生と死についてのヴィジョンが語られています。
この本の特徴としては、単に生と死についてのOshoの体験やヴィジョンを語っているだけでなく、さまざまな死に直面した人や、死に直面している人をケアしている家族や友人、恋人やケアテイカーの人たちからの41の質問について、Oshoが具体的にアドバイスをしているところです。
つまり、そのような事態に直面したときに、Oshoをメンターとして、具体的な相談に対して答えをもらえるようなものです。
Oshoの講話では、さまざまな逸話やお話が、子供にもわかるような調子で生き生きと語られ、抽象的、哲学的な話でさえ、わかりやすく、楽しみながら理解することができるようになっています。
450ページにもなる本なので、その分厚さを見ただけで読みたくなくなるように思えますが、実例が豊富なので、生きることや死ぬことについて困ったことがあったり、考えたいときには、辞書のように、必要な箇所を参照することができます。
また、生や死や痛みについての具体的な対処法、いくつもの瞑想法などについても詳しく解説されています。
Oshoは瞑想(メディテーション)は唯一の薬(メディスン)だと言っているように、生きることや死ぬことに直面したときの処方箋を語ってくれているようなものです。
この本は、死を人生の最高の贈り物にするための一冊です。
http://ameblo.jp/oejbooks/entry-11963162628.html
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