紙の本
でぶ。でぶでぶ。
2001/08/20 00:40
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投稿者:尋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう表紙から内容がわかる。中身は、でぶばっかり。表紙の汗としりあがり寿の絵も生々しいが、私としては中の京極先生のデブの形容、言い表し方のがより生々しかったと思う。
夏にはあまり読みたくない本。濃すぎて一気に読みきるのも少々辛いが、純粋に(?)笑える小説だと思う。
紙の本
前準備が必要です。
2001/05/31 01:24
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投稿者:おみおつけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がこの本の存在を知ったのは、同じ出版社である集英社の雑誌の広告だ。「あ、京極が本出すんだ。え、(仮)ってまだ題名決まってないの?でも発売中になってるしなあ。」というのがまず始めにこの本に抱いた感想である。その後に短編集であることを知り、そのタイトルは他の著者の代表作のもじりになっていると。しかもすべてがデブがらみだと。苦笑と同時に「なんじゃ、こりゃあ。」というのが正直なところ。だがしかし、読んでみたい気持ちがあったことも正直なところであった。
完全にギャグに徹しているところが、むしろすがすがしい。ギャグにすらならないほど寒い、という意見もあるが、背景描写の繰り返しという技法(『リング』)は、なかなかに面白いものだったと思う。
ただこの本、読者を選ぶ。この本に登場する元ネタを全く知らないと、つまらないという評価になりかねない。
今まで何作か読んだ京極氏の作品の難解な文章からの落差が物凄い。であるから、著者の過去の作品を読んでいることも、本書を読むための最低条件であろう。
ところで、一つだけ毛色の違う小説が紛れ込んでいるが、著者は最後のオチを考えた上で、あの作品を投入したのであろうか。
だとしたら、もしかしてこの作品は、時代を超えて描かれた壮大な歴史(?)ミステリーなのかもしれない。
紙の本
Dで始まりDで終わる
2000/08/01 01:42
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投稿者:村野松子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく熱い、ムサイ、厚いっ!……ついでに重い。
そのまんまの装丁。まさに横綱級。
それに、しりあがり寿氏の絵が拍車をかけて見事なデブ具合をかもし出している。
原作を愚弄(笑)したようなパロディでも、ここまでやってくれるならファンも本望です、という感じ。
一言で言えば、「数人のデブが『メビウスの輪』を作って踊っている」。そんな本です。
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あのね。
「これを、あの京極堂シリーズの作者が書いたの!?」と疑いたくなるような、くだらなくて面白い作品です(笑)。
京極夏彦氏はいろんな手を持っていらっしゃるなぁ。ただ、表紙が・・・ちょっと、手に取りにくいんですけど(苦笑)。
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よく書いたなこんな馬鹿話。
菊池先生の「外谷さん無礼帳」に通じるものがあります。
そういやあれも太った方のお話だ。でもこういう話こそ大好きだ!
基本的に悪ノリほら話系大好きなので、腹かかえて笑わせていただきました。「力士」を表す言葉ってあれだけあるんだなぁなんて妙なところに感心したりもしました。
確かに雪降る深夜の道を行進する力士の姿なんて、「金を払っても見られるものじゃない。払って見たくもない」ですが。
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ずばりタイトルそのまま。森作品「すべてがFになる」などすべてが京極氏の手にかかり、どすこいに(笑)見た目どおりかなり暑苦しい内容となっています。元々の作品を読んでいると非常に楽しい話です。
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これを、何と評したらよいのか分からないジャンルのお話です。
短編なのですが……。
そうタイトルの通りに、どすこい人が一杯出てきます。
しかも、パロディーです。
上質なですけど。
どうして、こうなっちゃうのねという変貌ぶりですが。
笑えます。
楽しいです。
普段、装丁で本を買わないのですが、これは買っちゃいましたね。
表紙絵はしりあがり寿センセですしね。
とにかく、馬鹿馬鹿しいけど面白い。
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表紙にドキっとさせられましたが、
パロディの話一つ一つが次の話とリンクしていて一つの話としてまとまっているのはスゴイなぁと思いました。
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京極夏彦せんせ〜が呉軍師の知能レベルにもわかるように書いてくれた!(笑)わかる!わかるよ、せんせい!ウォ〜タ〜!(ヘレンケラー?)
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相撲取り苦手なんです。あのたぷたぷした人肉がダメ〜〜〜!! この本はベストセラーのお相撲さんパロディです。もうこの時点で意味わかりません。爆笑。く、くだらない〜!(褒めてる)
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ムチムチのお相撲さんがあしらわれたこの一冊。見たからに想像は出来ると思われますが、お相撲さんが「これでもか!」「ええい!これでもか!!」というくらい盛りに盛られている…お相撲さん盛り沢山な作品です。ベストセラー作品の…パロディ。だけど、出てくるのはお相撲さん。なんで?と問い掛けたいくらいにお相撲さん。もう、最高に笑わせて頂きました。京極夏彦先生の懐の厚さを思い知りました。ああ…すごい。
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なんとなくだらだらしたいときに読むにはいいんじゃないかなー、という本ですが、くだらないギャグが好みではない人にはお勧めできません。
うわー、くっだらないなー、馬鹿だなー、と思いながら読むための本だと思います(褒めてますよ?)
とりあえず元ネタを知っていると面白さ3割増くらいですか。
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あのね。「これを、あの京極堂シリーズの作者が書いたの!?」と疑いたくなるような、くだらなくて面白い作品です(笑)。京極夏彦氏はいろんな手を持っていらっしゃるなぁ。ただ、表紙が・・・ちょっと、手に取りにくいんですけど(苦笑)。
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京極小説のキーワード「漢字が多い」「難しい」「分厚い」のうち、「分厚い」だけを残した作品。力士の祭典。他の作家の有名作品のパロディ仕立てギリギリを疾走する力士!強烈なツッコミ!意味不明なシチュエーション!話の内容に特に意味はないと思われます。それくらい、徹底してギャグを追及しています。潔く。
意図的に「下手」に書いているようですが、言葉選びの絶妙さは健在。笑いのタイミングを外さない筆運びはまさに職人技。
ちなみに、タイトルだけで単行本、ノベルス、文庫のどのバージョンかが解るという、機能的な作品です。
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いや〜馬鹿馬鹿しい。章ごとの題名がすべて有名作品をモチーフにしたものになってます。(「すべてがデブになる」など)パロディというほどそれぞれの作品をパロってるわけではなくて、どちらかというと内輪ネタ。完全にお遊び。素直に笑った。結構好き。