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ネットバブルの頃の新興ベンチャーの会社紹介。
出た当初に買って、本棚に残っていたので最近チラ見した。
ネットバブルって凄かったよね。
あっという間に崩れたけど。それでもこの本に載っている社長さんの中には
今だ第一線で活躍している人が居るんだよね。
殆どが姿を消してしまったのだろうけど。。。
当時を思い起こさせる、歴史書みたいな感じ。
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いまいる会社の事を知ろうと手にとってみました。当時ちっちゃかった会社でも今や大企業だったり、そこそこだったり、無かったり逮捕されたりと歴史を感じる本でした。
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2000年当時のIT界隈の熱が伝わってくる本。今はもうない会社、今も成長し続けている会社があり、資料として面白い。
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インターネットベンチャーが集積する渋谷周辺はビットバレーと呼ばれることがある。本書は2000年前後の日本のインターネットビジネス黎明期のベンチャーたち43社に成り立ちやビジネスの野望などを聞き取ってまとめた、当時の熱を感じられる貴重な記録と言える、2000年刊行の一冊。
『僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』 佐俣アンリ http://booklog.jp/item/1/4478108706 で紹介されていたのをみて、図書館で借りた。
それぞれの会社や創業者達がどうなったか知りたくて、いちいち調べながら読んだため、とても時間がかかった。
20年以上経過しているが、半数以上は、買収された先で活躍したり、超ビッグになったり、堅実に成長していたり、細々とだったりするが、何らかの形で残っているようだ。残りのうち半分くらいも創業者はシリアルアントレプレナーになっている(中にはこだわりの唐揚げ店をしている人も)。全くわからない人は少しだけ。かなり頑張っている印象を受けた。
巻末に、渋谷以外に起こった全国の何とかバレーの動きも載っていて、札幌のビズカフェがその筆頭としてやや大きく取り上げられている。個人的にも行ったことがあるが、小さいコミュニティという印象だった。渋谷以外でいま残っているところはあるのだろうか。
Yコンビネータがシリコンバレー在住をなかば強要する理由を思い出す。やはり、渋谷だけが成功したのは、十分な集積が可能だったからなのだろう。
私も彼ら創業者達と同じように、パソコン通信からインターネットに変わる黎明期に触れた世代なので、渋谷が近かったらこの熱狂に交じることもあっただろうか、などと嫉妬のような感情を覚えた。
ところで、刊行から23年経っているが、創業者達の狙ったビジネスが完全に時代に消えたというものはないことは興味深い。もちろん、コンピュータやネットが高速になりブラウザや広告ネットワークやデータ蓄積は高度になったが、本質的なビジネス課題はほぼ今でも残っている。
結局はパラダイムシフトはインターネットの出現の時点でほぼ出来上がっていて、インターネットの進化は洗練をもたらしただけということか。
ならば次は、ChatGPTなどの生成AIだろうか。パラダイムシフトに十分想像力を働かせることで、次のビットバレーベンチャー達が現れることに期待が膨らむ。あるいは、本書に感じた嫉妬を晴らす機会かもしれない。