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タイトルの「絶対に負けない」というフレーズにまず抵抗感を持ちましたが、勝負だけでなく、人間関係を良好にするための視点で読んでも、知識が得られる本だと思います。
この本では、説得のテクニック・対処法、人を動かす要因、戦略、印象操作の種類と方法、プロファイリングの考え方と例が示されています。
フット・イン・ザ・ドア、ドア・イン・ザ・フェイス、ロー・ボール、、聴いたことのない名前ですが、これらが説得の3大テクニックだそう。でも、それらの実例や仕組みを読めば、日常的に体験していたり、使っていたりするものだと分かりますが、やはり意識的にテクニックとして使う、あるいは対処するということが有効なのでしょう。
積極的に習得し、活用したいとはやはり思いませんでしたが、知識として知っておいて損はないものだと思います。
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仕事で役に立つかなぁと思って買いました。
部下の指導などに役立てるつもりでしたが、
内容が悪徳商法にひっかからない本というかんじでした。
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03007
さまざまな心理学者たちの実験をもとに編み出された人間操作のテクニックを見ると、心理学は人類にいったい何を貢献したのかという疑問にとらわれる。ただ、人はみな気づかぬうちにそれらのテクニックを使っているのかも知れず、意識して積極的に活用するかしないかだけの違いかもしれない・・・。
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心理状態が様々なパターンによって変化する具体例がいくつか書かれている。実践というより知識として知っておくと良いかも。
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第4章
・マイナス思考の恩恵
自分に都合よく考えない。物事を何でも都合よく解釈するのは、プラス思考とは違う。プラス思考とは逆境に陥った時、それをはね返すような心の持ち方を言うのであって、何もない時にプラス思考をしている人は、単に白昼夢を見ているにすぎない。
「物事の良い面ばかりを見ていればいい」=「悪い面を見たくない」
自分を奮いたたせる○
自分を甘やかせる×⇨成長できるわけがない
人間は自分に都合よく考える⇨マイナス思考をすることで釣り合いがとれる
プラス思考の強調=危機意識が弱い=いざという時の選択肢を用意しない
・相手の聞きたいことを言ってやれ
・「勝利の五条件」孫子より
①時期を見極める
②戦略の使い分け(大軍と小勢)
③上下の人々が心を合わせる
⇨気持ちのいい付き合いを心掛けよ
④準備
⇨出たとこ勝負=稚拙な戦略
⑤任せたものに口を出すな
自分の状況に合う物を考えてみよう!
第五章 印象操作
・好感を勝ち取る
① 獲得的印象操作=攻撃
⇨異議を唱えてから徐々に譲歩
自分:相手に説得されたかのように 見せる/無能なイエスマンとは見なされない
相手:自分の力で説得出来た満足感
②防御的印象操作=防御
⇨言い訳の基本的タイプを覚える
⇨レパートリーにし即座に出せる
⇨言われる相手の身になる(どんな効果があるか)
窮地に陥った際にあたふたするとダメージが大きくなる。普段から攻めと守りの両方の技法を磨き、いつ何時も冷静な対応ができるように。
相手が怒りの感情⇨謝る
負けを見せる=攻撃抑制の効果
けなされた場合⇨怒りで反応×
受け流す○
第六章
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様々なテクニックの中から、心理戦において重要なものの一つは「イメージ」だなと思った。沖縄で電気コタツが普及したのはなぜだろう。それは、電気コタツ=温かい家庭のイメージがあるからだ。騒がしいという性格も、元気があると言い換えればポジティブなイメージを与えることができる。医者=白衣を着ているという思い込みが、医者には素直に従うべきだという思い込みと結びついて、白衣を着ているだけでその人の言うことを聞かなければならないというイメージが湧き出てしまう。病は気から、という言葉もあるが、イメージや印象を操作することで自分に有利にものごとを進められるのだと思う。