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貯金=通常収入×1/4+臨時収入×100%
二杯の天丼は旨く食えぬ>そんなに持ってても仕方ない
失敗なきを誇る勿れ、必ず前途に危険あり。失敗を悲しむ勿れ、失敗は成功の母なり。禍転じて福と為さば、必ず前途に堅実なる飛躍がある
「事業というものは、儲かるものでなければ成り立たない。儲からなくてただ有意義だというのでは、結局長続きしないで、せっかくの有意義が有意義でなくなる。儲かる上に有意義ならなおさら結構だが、なんとしてもまず事業は儲かることが先決問題だ。しかし、この儲けを一人占めにしようなどと企てては結局失敗である。儲けるのはみんなで儲けなければならぬ。またみんなで儲かるようなものでなければ、いい事業、いい会社にはならない」渋沢栄一
「長所と交われば悪友なし」
世の中には天才だけにしかできぬという仕事はあまりない。少なくとも、職業と名のつく職業であれば、すべて平凡人の努力によって、完全にこれを道楽化するところまでいけるものだ。
不敗の職業戦術>「仕事に追われないで、仕事を追う」
「阿呆の頂上議員と為す」
「信心は余徳でやれ」「信心は商売にすべからず」
人生即努力、努力即幸福
人生計画に必須の5大要素>1、正しい科学的人生観に徹すること。2、どこまでも明るい希望を持つこと。3、なるべく遠大な計画を立てること。確実な一歩一歩を真面目に築きあげていくこと。4、人生計画は焦らず、休まず、怠らず、日にあらたなる努力精進をもって、終局において必ず大成するよう拙速、僥倖、場当たり、投機などの危険をいささかも含めぬこと。5、人間は所詮「時代の児」であるから、計画も努めて科学的な進歩と社会発展の線に沿わしめること。
不成功者はいずれも、いま一息というところで肝心な打ち込み方が足りない。
善を称し悪を問わないこと
事後報告だけでも、謝意の一端になることを若い人々にぜひ知っておいていただきたい。
複雑は単純にいたる過程であって、目的ではない。
ジャン憲法>何でもないことは、なんでもなく解決する
買うは買っても、気分で買う>買ったつもりで貯金する
老癖六歌撰>くどうなる気短になる愚痴になる、思いつくことみな古くなる。
聞きたがる死にともながる、淋しがる、出しゃばりたがる世話やきたがる。
またしても同じ話に孫褒める、独りしゃべって人に言わせず
今を貶し昔を褒めて、今朝のこと昼は忘れてまた聞き直す
新しい科学を学ばず古臭い、詩歌や古典をまた繰り返す
今の世に善き事あれど悪しきこと、まず目につきて世の厭わるる
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人生を堅実に、確実に生きていくための極めて真っ当な啓発本。
努力していくことの大切さが分かる。
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09/10/08
額面の4分の1を自動的に貯金。
時流に沿って投資。不景気時にリスク資産、好況時に安全運用。
人生の幸福はその動きの方向による。
努力が大事、正直が大事。
でもユーモアもあり、寄付精神もある。
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極端な普通さで成功する方法-『人生と財産』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20090803/1249275286
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45 無名草子さん :05/01/14(金) 00:39:21 俺は株版の住人だが 本多静六 「人生と財産」 グータラするな、背筋を伸ばせ!
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早く出会いたかった本。現代でも使える、プラクティカルな処世術、人生の心構え、生活術に溢れている。非常にバランスが取れた人だと思う。
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まさに人生と財産について書かれている。
生きていくうえでのお金の貯め方、使い方について
人間関係について
心の在り方について
筆者と時代が違うので細かいことは実感もわかなかった。
今とは違うことも多かった。
しかし、本質をとらえていて今でもとても参考になることが多かった。
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本書は「私の財産告白」「人生設計の秘訣」「私の生活流儀」をまとめて再編成したものである。
著者は「造園」という新しい概念を作り出し、日比谷公園・大濠公園・舞鶴公園などの設計・改良に携わった。
内容は四分の一貯蓄法など実質的で、明快な内容である。
著者の実直さがにじみ出ている文章であり、好感がもてた。
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本多静六の実体験に基づいた資産形成と対人・対社会、人生の話。
名著。よくぞ執筆してくださったという一冊。特に20歳前後の人におすすめ。
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前半は、「財産告白」として、どのように財をなしていったか、という面が書かれていて、たとえば、
「給料の4分の1を天引きして貯蓄する」
だったり、
「2割上昇した株は売却を考える」
などだったりする。
後半は、人生の指南書として、85年を生きてきた中での経験、
そういったものから後進に残しておきたいこと、
などを書いている。
個人的には前半の内容を期待して読み始めたが、
後半もとても面白い内容だった。
そもそも85歳の境地に達するには自分は
まだまだ時間がかかるので、そういう視点から
モノを見るということの意味合いもわかった。
この本が書かれたのが昭和20年代、ということで、
今の時代にあっていないところも当然あるわけだけど、
まぁ、自分の人生がこの本のままに進むわけでは
ないので、
自分流にアレンジしながら、この本のエッセンスを
取り込んでいけたらと思う。
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■貯金の問題は、要するに、方法の如何ではなく、実行の如何である。
ところで、私のやり方をさらに詳述してみると、「あらゆる通常収人は、それが入った時、天引四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収人は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む」法である。これを方程式にすると、
貯金=通常収入×1/4 + 臨時収入×10/10
ということになる。つまり月給その他月々決まった収入は四分の一を、著作収人、賞与、旅費残額などの臨時分は全部を貯金に繰り込む。こうして、また次年度に新しく入ってくる貯金利子は、通常収入とみなしてさらにその四分の一だけをあとに残しておく。(p9-10)
■人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上がり坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。
つまりは、現在ある地位の高下によるのではなく、動きつつある方向の如何にあるのである。従って、大金持に生まれた人や、すでに大金持になった人はすでに坂の頂上にいるので、それより上に向うのは容易でなく、ともすれば転げ落ちそうになり、そこにいつも心配が絶えぬが、坂の下や中途にあるものは、それ以下に落ちることもなく、また少しの努力で上へ登る一方なのだから、かえって幸福に感ずる機会が多いということになる。
すなわち、天井を二杯も三杯も目の前に運ばせて、その一杯を――誰でも一杯しか食えるものではない――平げるのは、せっかくのものもウマク食えない。一杯の天丼を一杯だけ注文して舌鼓を打つところに、本当の味わいがあり、食味の快楽がある。多少の財産を自ら持ってみて、私はこうした天丼哲学というか、人生哲学というか、ともかく、一つの自得の道を発見することが出来たのである。(p52-53)
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感動の一冊です。結構昔の本(人物が書かれたもの)ですが、これまで自己啓発のために読んだ最近の本に書かれていた事が全て書いてあるような、そんな印象を受けました。本に書かれているような生き方を目指したいと思いました。
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ビジネス書と言うよりは人生全体の指南書。元祖、日本の自己啓発本というくらいの古さですが、デール・カーネギーに通ずるような?普遍的な教訓が詰まっています。おすすめ。
ちなみに、本著を図書館で借りて読了したのですが、まず借りるときにボロボロになった「水濡れあり」「シミあり」のラベルのついた本著を見てびっくり。値段が税別9,800円とあってびっくり。初出で一番古いものが昭和25年でびっくり。なんかもう色々と規格外の本ですね。。
本編は大きく3つに分かれていて(まぁ底本が3冊なので)、「私の財産告白」「私の体験社会学」「人生設計の秘訣」です。
「私の財産告白」は、著者も言っているように、株式も土地も大きく値上がりする時代だったので助けられたというのはその通りだと思う。低金利かつ、手堅い株式ではキャピタルゲインが狙いづらい時代にどうするのかは、この本の範疇では無さそうです。
「私の体験社会学」は仕事への取り組み方。「職業を道楽化するまでに打ち込む」ことで、天才にはなれなくとも、努力による「亜天才」にはなれる。天才マイナス努力よりは強い、という論は改めて仕事のモチベーションを上げてくれそうです。
「人生設計の秘訣」は本著の半分を占めていて、結婚相手の選び方まであるとは…(内容はあんま賛同できませんでしたが)。遺産相続から「いかに死ぬべきか」までが網羅されていて、これはこれで貴重な印象を受けました。
昔の本ですが平易な言葉で読みやすく、かと言って内容が薄いわけではない。味わい深い良著でした。
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人生について書かれた本です。
本多氏は清廉潔白なかたで一自伝としたは大変勉強になる内容です。ただ投資本として読むと退屈かもしれません。
私は後者金儲けの気構えを期待して読んだため100頁ほどで切り上げました。
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日本の「公園の父」と言われる本多静六さんが巨万の富を築くに至った蓄財法や投資法が書き記された本。
明治から昭和にかけて当時誰よりも財産を築いた本多さんが「子に財産を相続しても子が不幸になるだけ」「子に必要なのは健康、教育、一生涯途絶えざる精進向上の気魄、努力奮闘の精神であって、これをその生活習慣の中に十分しみこませること」と語っていたのが印象的だった。
また、財産だけでなく「幸福論」「リーダーシップ」「仕事」「結婚」「老後在り方」「いかにして死ぬべきか」というテーマに対しても言及していて、半世紀以上も前の時代を生きた人の言葉だが今にも通ずる学びを得ることができた。
現在出版されている本や語り手たちの言葉と比較して読むと、時代が変わっても変わらない本質が見えてくるような、そんな本だった。
これから先も何度も読み続ける予定。
僕が買ったときは7000円くらいだったけど今18000円くらいするのか、、