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兜町からウォール街 汗と涙のグローバリゼーション みんなのレビュー
- 斎藤 惇 (著)
- 税込価格:1,210円(11pt)
- 出版社:金融ファクシミリ新聞社
- 発行年月:2000.4
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紙の本
金融界への黒船
2016/04/06 10:47
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投稿者:とおやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の野村證券時代における日本の株式、金融市場のあり方が体験とともに述べられている。
日本が製造業として世界に圧倒的に存在感を増していた時代に、それを真摯に反省したアメリカの企業が日本研究と体系化を進め、あらためてグローバリゼーションということで進化させて強い復活を遂げた中に、株式はじめ金融派生商品の驚異的な発展と、進化があった。
野村であってもニューヨークと東京との狭間に苦しみながら、このアメリカの進化に対して備えるのに理解が中々進まなかったが、さらに国や金融庁いおいては既得権益を保持するために、いろいろなことが先送りとなり、いよいよ黒船来航で開国を迫られた際には、日本が享受すべきだった国益となるところを外圧に負けていっぺんにアメリカに持っていかれたという話には現場でずっとみられてこられたならではの臨場感と、ほんとうに先を見る眼と見識をもって国益を守ることの大切さを感じた。
どの分野でもそうかもしれないが、国内における既得権益の壁を壊して、将来的な全体最適を見ることの難しさも感じる内容であった。
しかしこのような先日がたどった軌跡を追いながら、我々も真摯に学習してしっかりと自社のことだけでなく、国益や国際社会に対してもキャッチアップしておくことが、ますます求められると思った。
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