紙の本
私の願望。
2003/01/24 03:43
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投稿者:yuuko - この投稿者のレビュー一覧を見る
私にもこの作者のようにいくつで結婚し、いくつで出産し、良い妻、良い母となるっていう強い思いがあった。そして、それは自分に絶対出来ると信じ込んでいて、きっと良い家庭人になると思っていた。あの頃はこういう願望を持っていた。
時は流れ、結婚しますというとき、私の願望はすっかり変わってしまっていた。
自分にも妻が欲しい、一緒に生きていくパートナーが欲しい、私も尽くされ癒されたい、子供は無くってもいい。こんな具合。
結局心は不確かで、そのときそのときで一番の願望を大切にしていこうという思いになった。
結婚できないけど、結婚の望みは捨てず、でも結婚しないときのために老後のたくわえをしていく。もし結婚したならそのたくわえをあたらしい生活に、結婚という物に有効利用すればいい。
子供を持たないなら、子供にかかる分を自分たちの楽しみに蓄え、子供が出来たら
子供のために使えばいい。
固い頭で考えないで、望みと願望は捨てず、最後のジョーカーとして持っておく事も自分の選択であると教えられ、ずいぶんスッキリし、心が軽くなった。
決め付けずに柔軟に願望をかなえていく事の楽しみをおそわった。そんな一冊でした。
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小説かと思って借りたら作者のエッセイでした。
別に結婚願望は、まだないけど結婚に対する考え方、共感できる所がイッパイありました。これもなかなかオススメ!
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【メモ】結婚・恋愛などに関するエッセイ・「恋愛体質」・結婚を諦めることと独身で一生を過ごす覚悟の違い・作者37歳の時執筆・考え方が近すぎて新鮮な発見がなかった、小説を読む参考には是非
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これも図書館から借りて読んだ。エッセイはまた、小説とは違ったよさと読みやすさがあり、本当に正直な作家さんの気持ちがわかって面白かった。
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別に結婚てかたちに拘らなくてもいいと思う。と言う人の心境に近づきたくて、読んでみた本。『負け犬の遠吠え』の前身的内容だけど、この著者再婚したのよね。。言ってることは独身女性が普通に考えるようなことだったけど、頭の整理にはなった、かな。
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「きっと私はこのまま行けば生涯独身なのだと思うし、その覚悟はついてるし、それは楽しもうとは思っているが、消えそうで消えない結婚願望というロウソクの火を、必死になって守ることもヤケになって吹き消すこともしないでおくことにする」
というあとがきの一文に集約される。
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なんのために結婚するんだろう。
みんなしているから?安定性が欲しいから?
人格を肯定されたいから?人生の暇つぶし?
じゃあ結婚しない(できない)場合どう生きるのか。
圧倒的自由だけれど保障は何もない。
30を超えれば結婚願望自体は薄くなるけれど
それでもいい人がいれば、と思ってしまう。
装丁:Hiroshi Sakurai
つまり恋愛は私で結婚は公ということ。
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結婚願望の強い人、弱い人。
未婚の人、既婚の人。
結婚に対して色んな考えがあっても、女性なら納得できる部分があるはず。
そして結婚に対しての異なった見方も知ることができるはず。
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恋愛体質を自覚する著者が1度の結婚・離婚を経て考える、結婚願望と人生についてのエッセイ。
読みつつ「ああ~、やっぱりこの人の書くものは共感しちゃうなあ~」と改めて思った。山本文緒さんは多くの女性が感じているであろうモヤモヤや不安や苛立ちを、的確で且つ易しい言葉で表現してくれる。
著者自身も悩んでいる結婚にまつわる具体的なあれこれについて、「うんうん、そうだよねぇ」「あー、そうかあ…そういう考えもあるか…」と、まるで一緒にお茶でもしているかのように読めるエッセイ。
恋人依存の話は耳が(目が)痛かったなぁ・・・
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文緒さんのエッセイ3冊目読了。なんとなく「で、どうなのよ。」と思う所も出てきたけれども結婚離婚を経験されて、再婚する前の彼女はこんな風だったのだなぁ、へぇ〜。なんて思いました。結婚やそれに関する価値観は私に小さな違和感を感じさせていて、それが13年前の本だからなのか私が幼いからなのかと少し考えてみたが結局答えは出ず、今の文緒さんはどう考えているのか知りたいとも思うようになりました。