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イカロスの誕生日
翼が生えて飛んでいけたら。そんな願望を形にした感じ。進化形態のひとつだというのがすごくいい。
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イカロスになって空を飛ぶことに憧れを感じさせてくれる
何度でも読み返せる清々しい小説。なんか一人ツンデレがいましたね。男の。
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小川さんの作品は結構読んでいるのですが過去の作品ってそう言えば読んでないなあ~と図書館で検索したら結構ありました。と、言う訳で借りて読んでみました。
個人的には人に迷惑かけても平気、と言う人間が苦手なのではるかさんがジャンボの飛行を止めた時点でヒロインに対する好感度がドン引きとなりました。大体、あんな差別めいた法律作る前に自転車にだって法規制があるんだからおやかましいお役所が飛行人間に対してきちんとした規約・規律(たとえば空を飛ぶ時は10m以下3m以上、ヘルメット着用。公道のみ飛行可。守らない時は罰則・罰金規定有とか)を作らないのがおかしいなってのも思いました。が、まあラノベだし。
おかげで後半ヒロインちゃんは結構可哀そうな目に会うんですがあまり超可哀そう悪役ひっど~いとも思わず簡単にスルーしてしまいました。そして最後に他の人は頑張ってるのに戦争始めた当事者二人は呑気に観光旅行かよ、と反感をもったこともあり、ですが。
とりあえず社長がステキだったのでそれで良いかな、と。
やっぱり小川さんはきちんと足を地につけて働くナイスミドルとか労働者を書くと上手だなあ、と思いました。
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面白かった。ネゴシーンをもう少しじっくり読みたかった所。
ライトで楽観主義な「華竜の宮」って感じか。
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神話は好きなんですが、ヒロインの性格が合いませんでした。飛行力学語るならイカロスの飛び方ももう少しリアリティ出さないと。もし本当にこの確率でイカロスが生まれてきていたら、ミュータントはもっと迫害される筈だし政治的に野放しの訳がない。悪人があれこれする前に国が動くでしょう。大風呂敷の畳み方も安易でちょっとがっかり。すみません。
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テーマとしては面白いが内容が浅く話の展開にも無理がある。リアリティーを含めようとした結果、現実との矛盾が気になる。ファンタジーに徹すれば、童話のような面白さが表現されたかもしれない。