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東京大学で人気の坂本功教授の本です。阪神大震災などの調査を重ね、木造建築の本質を客観的に教えてくれます。
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木造建築を理解するための入門書的な存在。
多少は、建築に関して専門的知識がない一般読者も
対象としているように思えるので、
比較的わかりやすい書物になっています。
とは言え、構造の専門家が書いていますので、
少し難しい部分もあります。
ざっくり木造の知識を吸収するにはおすすめ!
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出版社/著者からの内容紹介
雨が多い地震国の日本に最適といわれた木造建築に,阪神大震災は大きな疑問を投げかけた.ほんとうに弱いのか,地震や風に強い木造住宅とはどんなものか.唐招提寺金堂や東大寺大仏殿に見られる伝統の技と補強技術,現代木造住宅のすぐれたポイント,さらに世界の構法を紹介しながら,木造建築のすばらしさと課題を考える.
内容(「BOOK」データベースより)
地震国の日本に最適といわれた木造建築に、阪神・淡路大震災は大きな疑問を投げかけた。ほんとうに弱いのか、地震や風に強い木造住宅とはどんなものか。唐招提寺金堂や東大寺大仏殿に見られる伝統の技と補強技術、現代木造住宅のすぐれたポイント、さらに世界の構法を紹介しながら、木造建築のすばらしさと克服すべき課題を考える。
目次
1 復活する大規模木造建築―空白期はなぜ存在したか
2 天平の甍の秘密―日本の伝統構法のしくみ
3 在来軸組構法―そのなりたちとしくみ
4 世界の木造建築―その多様性
5 自重は小さく強度は大―木材の基礎知識
6 現代木造住宅に余力あり―木造住宅の耐震性
7 木造住宅を診断する―耐久性・地盤・耐震診断の基礎知識
8 さまざまな課題―木造建築は現代社会の鏡
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専門家の方も、素人の方も、建築について勉強するにはもってこいの一冊だと思います。
初歩的な事から、専門的なところまで。
家を建てる前に、学校で建築の勉強を始める前に読んでおくと、押さえるべきことが分かっていいかもしれません。
建築を学んだものとしてですが。
十年以上も前に書かれた本ですが、ここで取り上げられた事柄で解決に至ってないことが山ほどあります。悪化しているものもあるかもしれません。
建築を仕事とするものとして、何が真実で何を正しいと考えてどう建築物を造って行くか、考えていく必要がありそうです。
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[ 内容 ]
地震国の日本に最適といわれた木造建築に、阪神・淡路大震災は大きな疑問を投げかけた。
ほんとうに弱いのか、地震や風に強い木造住宅とはどんなものか。
唐招提寺金堂や東大寺大仏殿に見られる伝統の技と補強技術、現代木造住宅のすぐれたポイント、さらに世界の構法を紹介しながら、木造建築のすばらしさと克服すべき課題を考える。
[ 目次 ]
1 復活する大規模木造建築―空白期はなぜ存在したか
2 天平の甍の秘密―日本の伝統構法のしくみ
3 在来軸組構法―そのなりたちとしくみ
4 世界の木造建築―その多様性
5 自重は小さく強度は大―木材の基礎知識
6 現代木造住宅に余力あり―木造住宅の耐震性
7 木造住宅を診断する―耐久性・地盤・耐震診断の基礎知識
8 さまざまな課題―木造建築は現代社会の鏡
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めっちゃ分かりやすい。木造住宅の概要について、日本・世界、日本での変遷、現状、課題などのテーマでさらっとまとめているんだけど、ほんとに分かりやすい。素人さんにもお勧め(構造の話はちょっと難しいかもだけど)。
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30年以上前のこと、大学の建築工学教室には木造の専門の先生はおらず、もちろん講座もなかった。授業でもさらりと流しただけ(だったと記憶する)。今は木材利用促進法で、脚光を浴びるとは。
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木質構造がご専門の著者によって阪神・淡路大震災の直後に書かれた本書ですが、木造建築の構法の解説を本筋にしながらも、木造建築全般について総論的に述べられています。
「木造ファン」の木造建築に対する過大な評価を科学者らしく否定しながらも、それらの人々に対する心情的な配慮もあり、著者の人柄が読み取れます。
残念ながら、構法に関しては歴史的建築物や伝統構法、現代的木造住宅の記述に留まり、新しい構法に対する洞察や将来に対する提案がない辺りに物足りない感じを与えます。
しかしながら、伝統構法しか認めないといった「木造ファン」を始めとして木造建築に携わる多くの関係者にとって、一読すべき本ではないでしょうか。
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建築学素人の私には大変面白く読めた。在来軸組構法の説明、基礎や土台の説明は興味深かった。継手や仕口、軒なども知らないことが多かった。木造建築の奥深さが垣間見え、より好きになった。