紙の本
生き方が変わる。人生設計すら変わってしまう。これはわからない人たちには永遠にわからない内容でしょう
2001/07/10 23:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KOKO - この投稿者のレビュー一覧を見る
片付けられない。自信がない。自分がどうしたいのかまるでわからない。これが、すべてADD(注意欠陥障害)神経系の障害だとは。最近の凶悪犯罪などすべて脳疾患や精神障害などと関連付けられているので、身に覚えのない人たちには卑怯な逃げ的考え方に感じるかもしれないけれどこの本に書かれていることがまぎれもない現実な人たちは確かに存在するのです。病名がついたからといって現実の生活が変わるわけでも、他の人が替わってくれるわけでもないのです。もちろん他の原因があるのかもしれない。今の日本でこの障害がきちんと検査され、治療できる病院があるのか。そもそもきちんとした診断ができるのか。この本を読んだだけでは解決にはならないが、何かの指針にはなるのではないでしょうか。私はすごくなりました。無駄な努力計画をまた作成するところでした。
紙の本
病名をつけてもらうことで安心
2001/06/01 06:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:典子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
部屋も、頭の中の考えも片付けられないADD(注意欠陥障害)という病気。
私の部屋は足の踏み場もないぐらいに散らかっていた。しんどいから、他のことで忙しいからと、いつも言い訳を考えて片付けなかったことは否定できないのだが、本書を読むと、時間にルーズなのも、忘れ物が多いのも、落ちつきがないのも、病気だから仕方がない……、と安心できてしまう。
結局私は「迷うなら捨てる」という単純な方法で部屋を片付けた。部屋が片付くと、頭の中の考えも片付くようになった。書いてみると簡単なことなのだが、ここまでくるのに数年は掛かってしまったのだ。
ADDは「心の問題」だけではなくて、「神経伝達物質の不足」という脳の活動レベルが低いと書かれている。脳の異常?!と恐れるよりも、精神的な病は怠けている、だらしがないとしか思われないことが多く、周囲の人たちに理解を得るのが難しい場合だと、飛び付きたくなる異常なのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
私の部屋は表題の通りなのですが…ただ『物質的』に片づけられないのではなく、『情報』を片づけられないのだ、ということに気付きました。センセーショナルな題名でマスコミに取り上げられたという点ではこの本を評価しますが、落ち着いて考えてみると、ADHD=片づけられない、という誤った認識を植え付けているような気もします。きっかけ本として読むのはいいかも。
投稿元:
レビューを見る
2001年に読んで大泣き。ちえ子の人生をガラリと変えた問題作。結構いろいろ読んだけど、最初の印象のせいか、これが一番インパクトあったし、ADD、ADHDを別枠で書いてあるのも分かりやすかったなあ。持ってないヒト、必読!!
投稿元:
レビューを見る
一部不可解なところがありつつもADDについて理解できる説明がいくつかあり納得。読み終えて『そうなのかぁ』と頷く感じ
投稿元:
レビューを見る
実は部屋片付けられないんですo(´^`)o
5年前困っていたところに、本屋で偶然手にしました。
そのときにADDとADHDの症状として部屋が片付けられない人がいることを知りました。
この本ではカミングアウトして、周りの人間の理解を求めることが大切だと書かれていたけれども、それはアメリカ社会だから可能ならしめることであって日本ではまず受け入れられないスタンスであろう。
日本では社会に溶け込めないと認められない風潮が残っています。将来的には可能かもしれないけれども、現時点ではなかなか難しい。社会になじめるためのレーニング方法を紹介してはいいのではないかと思いました。
投稿元:
レビューを見る
発行して7年後に読むとは遅かったなあと思う。ADDとADHDについて だいぶわかった気がする。少なくとも気づくことや、誤解を他人だけでなく自分もしないで済むのではないかと思った。
投稿元:
レビューを見る
AD・ADHDについての本。
ADD・ADHDは神経系の障害だ。
脳の中で科学的な情報伝達システムが
安定していないことに起因する。
脳そのものに問題はない。
筆者も障害を持つ。
女性が求められるもの、
家事・事務・整理整頓などが病的に苦手な障害。
物事の優先順位をつけられないという特徴もある。
投稿元:
レビューを見る
片付けられない女。かつて私もそうだった。HIDDなんじゃないかと思っていたが、いまではすっかり整理整頓好きに。
投稿元:
レビューを見る
遅まきながらやっと読んだ。
買ったのはもうずっと前だったのに、本棚のオブジェになっていた。
当時は当然、自分自身の部屋が荒れていたのでタイトルに惹かれて購入したが、部屋がなぜ片付かないかというと、何を隠そう本が大量に積み上げられていたからである。
この本で取り上げられている症状であるADD(注意欠陥障害)は、脳内の情報処理をする回線がショートしてしまっているかのように、やることの優先順位がめちゃくちゃになってしまう。どこから手をつけていいのかわからないという状態になるのだ。
部屋がめちゃくちゃになるのは、そういった原因がある。
もちろん、部屋が片づかないからADDだという単純なものではなくて、似たような症状がある病気もあるので、その辺も考慮して読む必要もある。
精神の病には「二次障害」という厄介なものもあるので、要注意ということもやっと気付いた。
ADDであることが劣等感になり、それがうつ病やパニック障害も呼び込んでしまうという危険性もある。
ストレスもでてくる。
いろんなナントカ障害という呼称の精神的な病があるけれど、100人いれば100人のトラウマや症状の微妙な違いがあるので、一概に「甘え」とか「わがまま」とか「気にしすぎ」という言葉では片づけられないのである。
投稿元:
レビューを見る
ADHD本で初めて買った本です。自分も非常に片付けられない人なので気になっていたのです。当てはまることがとても多く、どうなのかなあと思っていますが、いまだに突き止めず放置。
投稿元:
レビューを見る
ブックオフで購入。105円コーナーで。翻訳書だったのと、以前どこかでタイトルを聞いた記憶があったので購入。ADD(注意欠陥障害)の障害と知識とその治療法、対処法について実際のストーリーに近い事例をもって説明している。ADDの症状として、「片付けられない」を中心として、人間関係の構築や仕事上の雑用など様々な事例を取り出して紹介している。
症状の多くは、誰にでも経験があるもの(部屋が散らかっている、他人が邪魔に思える、請求書の支払いが遅れる、集中力がない等)が多く、場合によっては実際ADDではない人が気になってしまう場合も多いかもしれない。
本書内でも述べられているが、
①自分の症状は平均的な人に比べてもひどいだろうか?
②自分の症状は物心ついたときから、ずっとあっただろうか?
③この症状は、仕事や人間関係や家庭環境に問題を起こすほど深刻だろうか?
という3つの問いに当てはまる場合のみ、診察してもらうべきだとある。
投稿元:
レビューを見る
私はこれに完全にあてはまる訳じゃないなとはおもいながらも。
「成功するには、長所を伸ばすことに集中すべし。
障害を飼い慣らし、共存することを目標に。」
これはそうだなと。
「ADDを克服する日などけして来はしないのだから。」
これもうなずいてしまった。
結局またロビン西のマインドゲームの言葉が頭に浮かんだ。
投稿元:
レビューを見る
読んでいて、どんどんしんどい気分になった。別に僕はここまで重症ではないので、ADDではないのだと思ったが(多動のないタイプでは絶対にない)、でも当てはまる部分もあって、子どものころから常時ということと、一般の人に比べたら重度ともいえる気がして、となると、本がすすめる生活のために、カウンセリングや他者の協力をえないと生活を向上できないのではと考えながら読むと、きつくてきつくて、また、人によっては努力でカバーしているという部分に、自分がそうであるかもわからないのにその努力を思って気が遠くなるような暗い気持ちになれる本でした。
それにしても、これはアメリカの話なんですか?ってくらい、日本と同じように、僕の日々の日本よりはるかに古臭く女性のイメージがきつくて、それにも苦しい気分になりました。
あー、リタインなるものを処方してもらえたらいいのけど、そのために医者に行く気はしないところでヤバイです。
投稿元:
レビューを見る
ADHD/ADDの女性は特有の、期待される役割をこなすことができないために起こる問題を抱えがちである。