投稿元:
レビューを見る
前回よりもプロファイリング面を押さえた印象。
舞台は前作同様毎日観ている場所だけに、次作はどこになるか気になるところ。(2002.11.9)
投稿元:
レビューを見る
この本の一巻をよんでとても続きが気になったので、読んでみた本で、一巻では分からなかったことが、二巻で分かってきて、とてもその世界観にはまった気がした本であった。自分自身が、今まで小説を読むことがあまりなかったし、小説に一巻や二巻があるということがとても新鮮だった。また登場人物に心理のプロがいて、心理学というものにとても興味をひかれるような内容が書いてあって、とても面白かった。
投稿元:
レビューを見る
友人から借りました
プロファイリングの天才大滝錬摩(おおたきれんま)が主人公。
かつての相棒で、超能力者の藤崎宗一郎と一緒に暮らしている。
大滝と事件を追ううちに、視力や聴力、腕を失い、それを補うために、テレパス能力やサイコキネシスを得ていた人だが、事件に巻き込まれついに頭を吹っ飛ばされて、それでも自己再生し(もはや化け物)、でも二十代の青年が0歳児の頭にされてしまって、自分のことが何一つできなくなってしまう。
献身的に尽くした大滝のおかげで、二十五歳の今、10歳児程度にまで回復。
この二人が警察に頼まれて(脅迫されて)事件を追う。
今回は少女誘拐犯。 だが、誘拐犯は誘拐しているという自覚がなかった。
彼は普通から逸脱しそうな自分が恐かった。
少女を幾度も殺そうとしながら殺しきれず、海にたどり着くのだ。
セロファンで折られる、海の生物。
少女が探す、川に落ちた人形。
禊。穢れを払うための強いミント系キャンディ。
ラストは朝焼け。
透き通りたかった男と、なくしたものを諦めたくなかった少女は意地で海にたどりつく……。
きれいな話でした。
投稿元:
レビューを見る
少なくとも6年ぶりに読んだ本。
高校のときに母親の本棚からこっそり拝借して読んだのを思い出します。
犯人側の心理描写などにも重きを置いていると思うこちらの作品はとても気に入っています。
ミステリーって後半にどさっとネタバレもってくるけど、そういった作品より、ちまちまと相手にも感情移入ができるように書かれているのが素敵だと思っています。
沖本さんの挿絵もとても好みです。背景がもう少し描かれていればいうことなしなんだけどな…。
投稿元:
レビューを見る
一巻よりよかった、非常によかった。一巻読んだときも面白かったし、こんな少女小説レーベルでミステリというかサイコサスペンスはなかなかないので大切に読もうと思った記憶はあったけど、こんなに切実な読後感ではなかった。
続きを読みたくもあり、勿体なくて引き伸ばしたい気持ちもあり。
この作者さんもう書いてないからなあ……。