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「ツバメ号とアマゾン号」
の続編
これだけ単独に読んでもまず文句無く楽しめる。キャンプ好中年にもお奨め。逆に読書感想文向きではない。
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改めて読むとビミョーな作品だなあ…(おいおい)
私は本当に好きな作品郡なので文句はないんだけど、一歩はなれて見ると、ヤマがない。のです。小さなヤマ(丘陵くらいか・笑)はあるのだけど、起承転結の転がないというか、色味が薄い。起承承承承承承結ってかんじを受ける。
それでも好きなもんは好き!だし、いい作品だと思うのですけどね。
初めて読んだときはティティが好きだったけど、今読むとあまり…っていうか、ついていけない部分が多々。ある意味ジョンやスーザンより非常に子供的だといえるけど、ドリーム入りすぎだって(笑)ロジャが一番「らしい」かな。
最近は、昔好きではなかったスーザンに共感を持つようになりました。ティティを一人でヤマネコ島に置いてきているのになかなか帰れなかった時、ティティとロジャが丘陵からキャンプに先に帰っていなかった時、海に出てしまった時…。長女ってこういう想いだったんだろうなあと。性格もあるだろうけど。私は長女だが下の子なのでそういうとこがずっとわからなかったんだよね。今?ダンナという名目のおこちゃまができたので、ちょっとはわかるようになったのよ!(笑)
それにしても、みんなおかあさんが大好きですね。アマゾン海賊はちょっとわかりづらいけど、探検家たちはおとうさんも大好きですね。
私だって好きだけどさ、自分がもう子供ではなくなってしまったせいもあってこんなにストレートじゃないから、見ていてほほえましいな。
この作品では、最後にツバメ号がベックフットの岬で勝つのがすごく印象的だったのだけど、今回はその後のおかあさんとの会話が印象的でしたね。
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「三十年たって、わたしがあなた方のところへとまりにきたら…」
「あかあさんをどこへもやるもんですか。」
「とまりにくるってことはありませんよ。いかせやしませんから。おかあさんはいっしょにくらすにきまってるんです。」
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老後の心配も、兄弟のうちで誰が親の面倒を見るかとかいういざこざも、ここにはないに違いありません。
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最初は遅々として進まず・・・
まいったなあ、止めようかなあと思って読んでいたのですが、ジョンが船を難破させたあたりからおもしろくなり、洞穴を見つけたり、山登りをし、寝袋にねとまりしたりとぐいぐい読み進めました。
圧巻は霧による遭難騒ぎとロジャの捻挫事件。スーザンの心配が痛いほど分かりました。
山遊びも川遊びも楽しめる子ども時代、理想ですね。
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少し前に岩波少年文庫で復刊されていた最初のシリーズを買って読み、面白かったので次の巻を図書館で借りてみました。厚さにびっくり。そしてこの本を見て子供の頃通っていた図書館の児童書コーナーにこのシリーズが並んでいたのを思い出しました。当時は分厚いし表紙は灰色で絵が無いしで手に取りづらかったんですよね。(しかもシリーズで長そうだし)今になってあの本を読んでいるのかあと何となく感慨深かったです。と、言う訳で多分この写真の本ではなく、むか~しむかしに出版された版だと思います。
そしてこのシリーズは本当に子供のころに読めば良かったなあと思う本です。派手な探検や魔法が出てくるわけでもないですし突拍子もないハプニングが発生するわけでもないですが子供たちが力を合わせて過ごす生活の力強さが素晴らしいです。こんな夏休みを過ごせたらものすごい宝物だろうなあと思います。そして一番素敵な土人の素晴らしさ。こんな土人ばかりだったら非行も犯罪とも無縁で過ごせるだろうになあ。そしてそうか、今のバージョンだと土人ではなく原住民にさりげなく訂正されているのか、と気が付きました。
続きも是非読みたいな、と思います。おかあさんをどこにもやらないわ、と言うスーザンの台詞に泣かされてしまいました。これもそろえたい全集ですが家にスペースがなあ…
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1巻目の1年後。冬のことが跳んでいる。今回は湖というより陸路の冒険譚。兄弟姉妹けなしあいながら助け合うさま。
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ツバメ号の面々がアマゾン号と出逢ってから一年後の夏休み。また一緒にキャンプや冒険をしようと楽しみにしていたのに、それぞれに事件が起こり思った通りにはいかなくなりますが、それでもそんな中で楽しめることを見つけ、それをやり遂げる子供達を見ているとこちらも楽しくなってきます。大人も子供もそれぞれがお互いを尊重しつつ(ひとりの例外を除く)過ごす姿は本当に理想的。自分も仲間に入れて欲しくなります。