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小4の教科書に戦争を考える本として紹介されている。
今の子どもって、この主人公の女の子ほどひな人形への思い入れってない気がする。昔はきれいな人形自体貴重だったし、雛祭りも特別なものだったけど、今の子はクリスマスや誕生日の方がずっと大きなイベントだし、楽しいおもちゃもいっぱいあるし、主人公の女の子の悲しみはちょっと想像できないだろう。その後ろにあるお母さんの悲しみはもっと分かりにくいんじゃないか。当時の母は「お雛様=娘の女としての幸せ」と考えていたのだから、それを売らねばならない苦しみ悲しみは、私には想像できるけど。
小4だとな・・・。
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お腹いっぱい食べさせたいというのは、いつでも変わらない母の願い。
おひなさまを折るお母さんのすらりとした指がとてもきれい。
いつ読み聞かせするかがなかなか難しい本ですね。
戦争のお話しだからこの夏の時期に読むのもいいですが、題材はおひなさまなので、少し季節はずれになります。
しかし、3月のひなまつりの時期にこれを読むと、すこし悲しい気持ちになる気もするので…。
両方の時期に読んでいいんですけどね。
読むときは紙びなを折って持って行きたいな。
実物を見ると子供たちの気持ちもまた違ってくるだろうから。
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紙の雛人形なんて嫌だ!と戦時中にわがままを言う女の子が、成長して次第にお母さんと折り紙で作っていく姿が、いい。
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女の子にとっておひなさまという人形は特別な存在だと思います。
一年に一回、お顔を見せてくれる大切なお友達のような。
けれどお母さんは女の子が悲しむとわかっていても、
おひなさまを手放すことにしたのです。
女の子にごはんを食べさせるために。
ごはんとおひなさまを交換してしまったとわかったときの
女の子のつらさ。
そんな泣く女の子のために、ひたすら紙でおひなさまを折るお母さん。
ふたりともどれほどつらかったでしょう。
戦争という哀しい歴史はぜったいにふたたび繰り返してはいけないと思いました。
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小1男子が学校の図書室で自分で借りてきた本。
回想的におばさんが子供の頃戦時中に食べ物とお雛様を交換したこと。その当時のことを思い出しながら綴るお話です。
戦争の話では悲しいお話かなと思ったけどもそうでもなかった。