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エラリークイーン作品。エラリーシリーズの最後の一冊。
【あらすじ】
ある新年の冬、富豪の夫婦が雪道で交通事故を起こし、妊娠中の妻は双生児を残して他界した。夫は、妻の死ぬきっかけになった二人目の赤子を許せず、看取った医者夫婦に引き渡す。その夫も事故の後遺症で数日後に亡くなった。
それから25年後のクリスマスの夜、エラリーは富豪の遺児から招待を受け、12日間続くパーティーに参加することになった。しかし、1日毎に届く奇妙な贈り物にパーティーの参加者は暗い影を落とす。そして、見知らぬ老人が死体となって発見された。
【感想】
まず、本文中に何度も提示される贈り物のキーワードに悩まされる。その手の研究家じゃないとこの意図が見破れないと思うので、推理よりも贈り物に一喜一憂する登場人物のやり取りを楽しんだ方が良いと思う。
贈り物を除外して考えると、意外と犯人がわかるかも?(私は外れましたが・・)
以下はネタバレなので読み終わってからどうぞ。
http://therumpus.net/2012/09/where-letters-come-from/