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あかちゃんにおゆをつかわせるのに夢中で、マーチンの聞きたいことを聞いてくれないママに腹を立て、
ちゃんと聞くことに答えてくれる人がいるとおいところを探しに出かけたマーチン。(自分だってわからないようにカウボーイの服を着て、付けひげをした)
途中で、すずめと年寄りの馬に会う。
とおいところはどこにあるのか聞くと、
上品な人が住んでいるところ とすずめ
馬が夢を見られるところ とうま
2羽・匹とも遠いところへ行きたいと泣き出してしまう。
そこへねこが通りがかり、
いい場所を知っていると案内してくれた。
ねこのいう「とおいところ」は
ねこが一日中歌を歌ってもうるさいといわれない ところ。
みんな喜んでその「とおいところ」で、すきなように過ごしたが、
みんなのすきなようにすると、他の人のすきなとおいところではなくなってしまう。
とうとうケンカになり、うまが帰り、すずめが帰り、ねこも帰って行った。
ひとりぼっちになったマーチンは、
「そろそろ赤ちゃんのおゆも終わっただろうな。
でもママはまだ赤ちゃんにかかりきりだろうから、
玄関の階段に腰掛けて車を数えてればいいや。
そうして待ってれば、ママは僕の聞きたいことの答えを教えてくれる」
と、荷物をまとめ、いちども振り返らずに走って帰った。
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「ぼくは でていく。 ぼくが きくことに ちゃんと だれかが こたえてくれる、とおい ところへ いっちゃうから。」
さ、わたしもトランクににもつをつめてみようかしら。カウボーイのふくをきて、ひげをつけて。
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今いるところが嫌になった子どもと、仲間たち。「とおいところ」に行きたくなります。
でも、「とおいところ」って、どんなところだろう。
きっと多くの人が感じたことのある気持ちと、その答え。
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Goodな本でした。モ―リス・センダックのマンガとも絵画とも違う絵本に丁度よい絵でした。物語は男の子マ―チンがおかあさんに相手してもらえなくて、とおいところへいきたいな、と出かけるトコロからはじまります〜〜最後には走って帰っていきますが。