紙の本
ルバイヤート
2021/05/26 18:11
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投稿者:ミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんで見つけたとき、岩波文庫なのに表紙の説明文がなく、特別感があり、興味が出たので、購入しました。楽しく読めそうです。
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お前らそんなに酒が好きか!、と盛大にツッコミを入れたくなる詩集。しかし、世界は幕が下りれば終わる舞台、人間はそこで踊らされる繰り人形…といった考えはシェイクスピアめいていてかなり好きです。
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イスラム社会にあって、酒と女性、そして詩作を愛したオマル・ハイヤームの4行詩。「われわれはどこからきてどこへゆくのか」享楽におぼれているようで、全てを静かに受け入れていく視線。絶対的な無常感と生きることに対するそこしれぬ愛情が、そこにはあります。
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哲学詩の世界
「善悪は人に生まれついた天性、
苦楽は各自あたえられた天命
しかし天輪を恨むな、理性の目に見れば、
かれもまたわれらとあわれは同じ」
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今も昔も人間は同じようなこと考えるんだなぁ、と思える作品。
そのことには感動するのだが、ただの酔っ払いの愚痴にしか聞こえてこない詩が多い。アラビア語の詩のリズムを日本語では表現しきれないという点が残念。
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11世紀、ペルシア。
そんな時代も場所も遠いところで書かれた詩に、
共感してしまった。
しかし私は酒にはおぼれまい。
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ペルシア詩が、リズムも意味も滑らかな日本語詩になっている。
他の人の訳も読みましたが、私は「刷り込まれた」これが一番しっくり来ます。
短歌・俳句にも通じる、人生の苦さの中で詠まれた4行詩たちは、
おしつけがましくなくあっと言う間に心に入ってきます。
苦い酒の旅籠(この世の人生)の、過去の宿帳を眺めてみたい方に。
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ないものにも掌のなかの風があり、
あるものには崩壊と不足しかない。
ないかと思えば、すべてのものがあり、
あるかと見れば、すべてのものがない。
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医学、数学、哲学等あらゆる学問を修めた詩人、オマル・ハイヤームの詩集。
四行詩の形式をとっていて、浮世の儚さを詠っている。
詩の中に酒と酒姫(美男子を好んだらしい)ばかりが出てきて
普通に読んでいるとただの酔っ払いの愚痴にしか読めないこともない。
しかし、この本を初めて読んだ当時(浪人時代)
「いいなあ、オレもこんな感じに生きてみたいなあ」と思ったのを覚えている。
その思いは大学時代まで続き、酒を飲んでは授業をさぼり、無常観に浸ったこともあった。
しかし、この著者自身が学問の深遠まで究め到達した境地であって
ただの大学生が真似してみてもただの阿呆でしかないことに気付くまで幾分の時間を要した。。。
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なんか中学生の頃夢中になって読んですごい影響受けた気がする。
アジアのおおらかな感じがすごい好きです。あとちょっとえろい。
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「花と酒、君も浮かれる春の季節に
たのしめ一瞬を、それこそ真の人生だ!」
原語での朗読を聞いてみたい。
どんだけ科学が生命について研究をすすめても、「生きる」ことを人間が説明しきれないのは今も同じか・・っていう、時と空間を超えて少しでも同じものを生きている感覚が通って、鳥肌がたった。
自由にならないものが多いけど、それならその範囲内で楽しんだもの勝ちってね・・・・粋なじいさんだ。
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うーん・・・
読んだのは高校生の時だったから、あまりだった。
嫌なことをお酒で忘れようとしている気がしたので・・・
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のめないのですがこれを読むとお酒が楽しそうに思えてくるのです。
ちからのある書物なのですね。
のめない人も解放されると思います。
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高校生の時に読んで、それまで想像もしていなかった時代や土地の詩に強い衝撃を受けたのを覚えています。
彼が伝えたかったことを理解できているとは思いませんが、リズムや詠まれている情景がとても好きです。
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酒と涙と男と女。
エジプト行った時、ガイドのニシェムさんに「ルバイヤート知ってますよ!」
と言ったらすごい驚かれた。でもあっちじゃ歌手が歌で歌うくらいメジャーな詩なんだって。
いいなぁ。もっと若いころに書かれたものかと思ってたけど、意外とじいさんの頃に書いたらしい。
ハイヤームさん、いいね。かっこいいね。
誕生日にもらった本です。
曰く、「先輩にピッタリだと思って」