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ご存知、性善論の孟子の思想や行ったことについてまとめられた本。
比喩を使うのがうまい人だったといい、話の中にはさまざまな比喩が出てくる。ところがその比喩のせいで余計に話がわからなくなったりもする・・・が、全体的にわかりやすい。
儒学が廃れた時代にあって、孔子の教えを尊び広めようとした人だけあり、孔子の思想を大きく引いている。孟子より先に、「論語」を読んでおくとなおさら理解が深まる。
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性善説の孟子、性悪説の荀子と中高生は習いますがそれだけで終わってはもったいないですね。論語に比べて孟子や荀子は話も具体的で面白いと思います。
孟子はやや堅苦しいイメージがありますが、急がずじっくり味わって自分なりに(勝手に)解釈してみると面白いと思います。ある程度の経験値や人生における疑問や衝突が多くあった方がより深まるかもしれません。
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論語よりも具体的な行動に関して書いてあるので、ワンフレーズでこうこうというような感じではない。ただ、立場的に理解しにくいところがあるので原文の大切さはあっても、誰かが現代版に解釈したのを読んだ方がいいかも・・・
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戦国時代の中国、百家争鳴の乱世に生き、孔子の教えを軸にしつつも独自の思想を展開した孟子(前372‐前289)の言行録。孟子は、人が天から与えられた本性は善であるという信念に立って、天から万人に等しく与えられたこの本性を全面的に開花させるための実践倫理を示そうとした。原文を短く区切って掲げ、訓読文・現代語訳・校注を付す。
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論語に引き続き再読。
孔子が穏やかに道を説くのに対し、
「結果が出ないのは方法が間違っているからだ」
「王道政治を行えば必ず民衆は付いてくる」
「出来ないのではなくやらないのだ」
と、孟子は鋭く熱弁を振るう。
一歩間違えば精神論になってしまうが、
徳川家康の「堪忍」と吉田松陰の「狂」の
バックボーンとなったのはこの書である。
こういう時代だからこそ孟子を信じよう。
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再読、小林訳は校訂・語釈などが詳細であるが、訓読はルビが多量で少し読みづらい。梁恵王は孟子と魏・斉・魯などの王との対話であり、基本的には仁義の政治をし、民と楽しみを共にすることである。公孫丑は弟子との対話が多く、「不動心」、「浩然之気」、「不忍人之心」、「四端」などの概念がでてくる。滕文公は許行・墨子などの弟子との対話である。また、陳仲子や張儀などの人物評もある。
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正しい道について、古代中国の歴史を用いた具体例を出して分かりやすく解説しているのではあるが、論語や大学中庸を読んだ後に孟子を読むと内容がかなりくどく感じる。
一つ一つの言葉に参考になる事柄が多くあり、素晴らしい名著と言い切れますが、私には苦手な著書とも言えます。
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中国の最古にして最大の教典である『四書』のうちの一冊である「孟子」。
これは今から約2500年前に生きた聖人君子である孔子の教えを軸に展開した、今から約2300年前の孟子の言行録。
国を治めるにあたっての心構えや倫理を、語り口調によって伝えている。
国は人であり、
この考え方は国の統治者のみでなく、
一個人に置き換えても、今を生きる私たちにも応用でき、普遍的な真理が書かれてある。
人間は本来、性善であり、
そのことを自覚して自身の身の向上に励めば、
天下をも治めることができる。
このように考え勉学に励むことは、人生においては効果的な意義ある考え方だろう。
現在では、遺伝学的見地からいえば、人間の全てが必ずしも平等かつ同等に性善的なパーソナリティを持っているとは言い難い。
だが、性善説的な立場に立ち、身を修めていくことは確実に自身の向上につながるであろうし、他と同時に幸せを享受していく重要性もこの著書では強調されており、歴史のふるいにかけられ残った名に恥じぬ、素晴らしい本だ。
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孟子の言行録。原文を区切りのいいところで区切り、漢文・訓読文・現代語訳がある。注もあるが、読んでも分からない部分も正直多かった。
書かれていることは現実的でない理想すぎる印象だったり、都合良い解釈をしているように感じられたり、もちろん時代錯誤的に感じる部分もあったりするが、確かになと思う部分もあったり、ぐさっとくるところもあったり、こういう考えもあるんだなという学びになったり、理想を掲げ続けるのも難しいが大切だよなと思ったりした。四書の他の3つを読んだ上での孟子だったが、他に比べて孟子はすごく人間らしく感じた(笑)
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③
開始:2023/1/16
終了:2023/1/23
感想
他の四書に比べエピソードが豊富で分かりやすい。弟子のツッコミを屁理屈で回避する孟子に人間味を感じる。それでいて根本の議論は筋が通っている。