投稿元:
レビューを見る
有名な本だが、これもそのあだ花の一つになったか?この本の基礎になっている カタストロフィー理論は、トムが1960年代に確立したものである。不連続な現象を扱える数学であり、当時は、森羅万象全てを解明出来る万能理論の様な形で一般に受け止められたらしい。トムがこの数学理論を構築した動機に、そもそも発生学への応用があり、カタストロフィー理論はその後様々な分野に応用されていくが、その原点とも言える本である。
投稿元:
レビューを見る
意味論、社会や人間への応用部分だけ。
ルネトムのセンスの良さが応用の鍵となっているけれど、実際には取り払われていない普遍的でない社会、人文前提が多すぎてトムの個人的主張中心になってしまっている。「物理学者が計算にあくせくしているうちに夢を見られるひとは夢をみるのものぞましい」と自身の研究について語っているところがおもしろかった。
投稿元:
レビューを見る
一頃流行ったカタストロフィーの理論の元ネタ本。
当時簡単な解説書が結構売れていたが、やはり原典にあたるべきと思って購入した。
今だ手付かずである。
そのうちに理論自体が廃れてしまった。
昔、ルネ・トムが来日して講演したとき日仏会館へ聴きに行ったのを覚えている。
もう一度数学を勉強しなおして読んでみたいと思っている。