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世界の名探偵…
「明智」「メグレ」「ポワロ」「クイーン」が集う名探偵シリーズ2巻。
怪盗「ルパン」怪人「二十面相」も参加のとんでもない話。
≪評価≫
インパクト─A
本の厚さ─C
登場人物の濃さ─B
共感度─C
読後の成長性─B
話のスケール─B
笑い─C
暖かさ─B
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パロディとは言え、登場人物がみんなそれらしく、とても楽しめる。二十面相の影が薄いのと、後味がちょっと悪いのが何だが。今回は前作と違ってネタばれも一切なかった。
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度の相手は、アルセーヌ・ルパンと怪人二十面相。
目次を見ても各探偵の本のタイトルのパロディだったり、細かな演出もあります。
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二次創作を全力で楽しんで書きました、という感じで好印象。名探偵ズに比べて敵方(特にルパン)の扱いが悪いのはやっぱり愛の差なんだろうか。というか完全に貧乏くじである。
途中の「密室」はあまりのシュールさに笑ってしまいそうになりました。
あとメグレ夫人TUEEEE!
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メグレとその夫人、クイーン、ポワロ、明智の名探偵と日本の警官に、ルパンと妻ジュヌビエーブが登場する。
メグレ夫人の活躍に対して,ルパン夫人に対する対応が今一。
メグレ夫人はまるでミスマープルのようだったが、ルパン夫人ジュヌビエーブに対する西村京太郎の思いが伝わらなかった。
それぞれの登場人物の描写はよく性格を捉えているが、
ルパン夫人ジュヌビエーブだけはうまく捉えきれていないのかもしれない。
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あのアルセーヌ・ルパンと怪人二十面相が
エラリー・クイーンと
エルキュール・ポアロと
メグレ警部と明智小五郎の4人の名探偵に知恵の勝負で挑む!
というメチャクチャな設定のミステリー小説。
ここまで突き抜けちゃうと
むしろファンタジーと呼びたくなりますが(笑)
感想を一言で述べるなら「お見事」。
あたしはミステリー好きなので
その4人の探偵が活躍する小説を何本も読んできましたが
それぞれのキャラクターを台無しにすることなく
生き生きと味わい深く描いているなあと感動しました。
もちろん細かいことを言い出せば
ある程度の違和感は生まれるんでしょうけど
この試みをこの完成度で仕上げられる西村京太郎さんはさすがです。
しかも
絶体絶命の場面からの起死回生エンディング。
心の奥底からミステリーがお好きなんだろうなああ。
謎解きや探偵たちへの愛がたっぷりと伝わってくる名作でした。
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たくさんの世界的名探偵が明智氏の誘いで日本でクルーズに・・・乗ったはいいが、ルパンと怪人二十面相がこんなにいい出し抜くチャンスを逃さないよね、という話から、殺人事件に発展して謎を解いていく話。
トリック自体はとてもよいが、結末はややつまらないかも。
吉牟田刑事のとぼけ具合が捜査しようとする読者をかく乱し、かつ4人の名探偵は積極的にしゃべるわけでもない。このもどかしさが本をすすめるのにはちょうどよいが、少し読者を焦らせすぎかも。
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シリーズ中、最も豪華な配役ではないか。名探偵4人については注意深く同格として描かれている。しかし、怪盗は上下関係ができており、二十面相は、ルパンの手足となって働いている。偽ルパンである黄金仮面も出してほしかった。
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客船に招待されたエラリー・クイーン、エルキュール・ポワロ、メグレ元警部、明智小五郎の4人の名探偵。アルセーヌ・ルパンからの挑戦状。船上での名探偵と怪盗の対決。