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アーノルド・ローベルが書いた、いろいろな動物の物語。
「ベッドをはなれられなくなったワニ」や「ライオンの王さまとテントウムシ」など、皮肉った内容の話がいっぱい。
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それぞれの短編に教訓がついているところからイソップ童話を彷彿とさせられる。
しかしイソップよりもチャーミング。
教訓くさくなく、どのお話も自分の身近にあることでついわが身を振り返ってしまう。
中でもお気に入り三編をメモ。
『恋のダチョウ』:恋というものは、恋するだけで、むくわれるものです。
『年よりのかわいそうな犬』:のぞみがかないかかっているときには、あわててはだめです。
『海べのネズミ』:長くつらかった道のりも、ほんとうにしあわせだとかんじる一瞬があれば、それで報われます。
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がまくんとかえるくんの絵本でなじみ深い絵本作家による、寓話絵本。いろんな動物が出てくる短いお話が20本、入っている。
「たとえ小さな冒険でも、人生に興奮をもたらしてくれることがあるものです。」・・・エビとカニが海に漕ぎ出す冒険(海の生き物なのに!)。
「ともだちの助言はお天気のようなものです。いいときもあるし、わるいときもある。」・・・雨を心配して嫌々ながら晴れの日にも傘をさすヒヒに、ともだちのテナガザルは傘に穴を開けたらいいとアドバイス。
「恋というものは、恋するだけで、むくいられるものです。」・・・おじょうさんに恋をしたダチョウは、花を摘んだり、おしゃれをしたりとうきうき。おくびょうで告白できなくても、うきうきした気分が味わえて幸せ。
などなど、教訓とはまたちょっと違う含蓄のある言葉が並ぶ。本のサイズも大きく、きれいな色づかいの絵がじっくり見られるのも嬉しい。
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20のお話がのった絵本。
こういうの寓話っていうんですね。
動物が主人公のお話ですが、最後に教訓が書いてあります。
いくつか、「だよねぇ」と思うものがありました。
「子どものふるまいはおやのありようのかがみです。」
「たとえひとかけらのおせじだって、おせじほどてごわいものはありはしません。」
「自分で自分を楽しませられるひとなら、みちたりた気分で生きられるでしょう。」
などなど。
動物は愛嬌があったりするけれど、教訓は刺さるねぇ
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「がまくんとかえるくん」等で著名なアーノルド・ローベルの短編集。見開き1ページにひとつずつ、20の動物の失敗談や成功談が収められ、毎回最後に作者からの警句や呟きが入るという構成。
お話はあまり奇を衒わず、シンプルなものが多い印象。ワニ、ヒヒ、ダチョウ、ラクダ、サイなど動物たちを描いた挿絵が鮮やかで、それぞれユーモラスながら美しい。
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どうぶつが登場する20の寓話絵本。優しくユーモラスでおもしろい。しかし鋭い。かなり鋭い。どきっとする。説教くさくないしとてもいい。
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絵は好き嫌いがあるかも知れませんが、内容はいい。20の話があってそれぞれに教訓がさらっと書いてありますからね。