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紙の本
地下鉄スリの楽しい物語
2001/07/28 23:14
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投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近読んだ「完全犯罪大百科」の下巻に「地下鉄サム」の話が載っていた。無性になつかしくなって、ン十年前の中学生の頃に読んだこの本を、本棚の奥から引っぱり出してまた読んだ。
地下鉄専門のスリ名人のサム君を主人公にした、軽妙でユーモラスな短編集。宿敵だが気心知れた友達でもある刑事クラドックとの、かけ合い漫才を思わせるやりとりが実に楽しい。1920年代前半の古き良き時代のニューヨークの話だが、八さん熊さんが出て来る江戸小咄の風情がある。サムの性格も、向こうっ気は強いが情にはもろく、妙に江戸っ子的。古くさいと言われればそれまでだが、私は好きだ。
「完全犯罪大百科」の編者解説に、地下鉄サムの魅力を紹介する一文があるが、実に的確な表現だと思うので、ここに引用する。「この小男には確かに何かがある」
紙の本
ニューヨークの地下鉄が舞台の小噺集
2001/07/19 08:04
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投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地下鉄専門に仕事をするスリのサムと、それを捕らえようと懸命の刑事クラドック、二人の掛合いが愉快な10編が収められています。
どの話しも短く、小噺・ショートショートといった感じ。内容も、事件にまきこまれたり、クラドックが罠を仕掛けたりと変化をつけてはあるものの、最後にはサムがうまくクラドックの手をスルリと抜け出しておしまい。オチがわかってはいるものの、テンポよくサクサク読めるので、ついつい次の話しが読みたくなってしまう、ユーモアあふれる作品です。
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