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二宮さんも読んでた事で有名な大学。
初学というか、
大事なところだけを掻い摘める、易しい本って感じ?
さして面白くもないけれど(失礼
教養として読んでおいて損はないかと。
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中国史の予備知識なども必要となるが読みやすく
漢文を写経するといっそう理解が深まるようになっている
四書を読むならこの宇野哲人全訳が好ましいと感じた
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訳が載ってるものの、旧いと感じる。現時点の生活に、人間関係に、どのように結びついているのかが関連が分からない。原文を読み解く力が、自分にはないということである。
儒教において、基本的な部分に位置することは予想できた。短い本なので、一読したい。
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目的や学び方など、儒教の骨格が理解できる。
三綱領(明徳・新民・止至善)、八条目(格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下)の内容と関係を理解し、「けっくの道」を知ることが要諦。
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四書の一つ。天下を導くものの修める学問らしいのですが、此れはいつの時代の、どの場所の人間の心にも響くと思います。いわば心得・指南書。
国を治めるものは自分を治めなければならない。
誰かの後ろを歩く人は、誰かの前を歩いてはならない。
今色々な人生指南の比較的ライトな本が沢山出ています。分かり易く噛み砕いた、絵本のようなものたち。
それらが生まれるより何百年も前に、この本は生まれています。これを読めば良いのに。このこぼれるような、美しい言葉を。
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[ 内容 ]
修己治人、すなわち自己を修練してはじめてよく人を治め得る、とする儒教の政治目的を最もよく組織的に論述した経典。
修身・斉家・治国・平天下は真の学問の習得を志す者の熟読玩味すべき哲理である。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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何かを学ぶとき、正しい順序を踏むというのは大切なことで、『大学』は朱子が儒学の入門書としただけあって、そのことがまず書いてある。そしてそのお手本を示すように、修己治人について、順を追ってわかりやすく説明している。江戸時代の日本人や清朝までの中国人が、儒学をどのように学んでいたかを、勝手な想像ながらイメージできたような気がする。これからも他のいろいろな訳注で読んでみたい。
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「その人を好みてしかもその悪しきことを知り、その人を悪みてしかもその美点を知るものは、天下にまれである。」
論語や六韜のほうが面白い。
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二宮尊徳つながりで通読。まさに通読。すらすら読むことすらできない。少年二宮にも及ばず。まずは滑らかに読めるところから。
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まだ私が小学校に通っていた頃。
授業中にサングラス、そしてタバコを吸いながら授業をする先生がいました。滝沢先生と言います。
その方が当時二年生だった私たちクソガキによく話してくれたことがありました。あまりに繰り返すので40過ぎの今でも憶えています。
曰わく。
小人閑居して不全をなす
イタズラをする子供を叱りもせず。しかし、必ずこのフレーズを使うので、意味も分からず心に刻み込んていました。
30年後、手が震えました。
滝沢先生はこの本から引用していたのです。
子供には難しい。徳のなんたるかを知らない、閑居の意味も分からない。そんな私たちに四書五経の一冊から教えてくださっていたのです。
私の思い出話だらけなのですが、こういった思い出補正もあり、ワクワクして読み進めてしまいました。
中庸と同じく、当時の中国の歴史に触れるくだりが多いですが、その本質は現代に通じます。
まず、知識を元に道理を学ぶ
道理を理解した上で、自分に嘘をつかない意識を身につける。
感情に流されず、偏った見方をしない。
これらを当たり前にして、初めて
家族、職場、国を自ずと治めることができる、と言います。
政治や経営戦略を語る前に、先ず何をすべきか。今日からの振る舞いを見直すための良書でした。
管理者はもちろんですが、自分自身を成長させるためにも役立ちます。
最後に、四半世紀前からこの本と私を繋げてくださった滝沢先生に感謝して、感想を締めます。
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大学
訳:宇野 哲人
講談社学術文庫
「大学」とは儒教のテクストである、そして、二宮尊徳が読んでいる本が、「大学」である
大学とは、五経:易経、詩経、書経、礼記、春秋の1つである礼記の一篇である
そして、四書、論語、中庸、孟子、大学の1つである
三綱領 明徳、親民、止於至善
八条目 格物、致知、誠意、正心、修身、斉家、治国、平天下
教育 格物致知 知的教育
誠意 意的教育
正心 情的教育
その内容は、儒教の政治思想の根幹について要領よくまとめたものとある
■大学章句序
・大学の教育方針を書き記した序文
・天に継ぐ者は君なり
・権謀術数 正義に背き種々の権詐を持ちうるもの
■大学
・大学教育の要旨とは、古の大学、人を教えるための方法である
・子程子曰く、大学は孔氏の遺書にして、初学徳に入るの門なり
子程子曰く、「大学」の書は孔子がつまびらかに次第を挙げて説き示し、後人に残したものであり、初学者よってもって徳に入る門である。
・小人間居して不善を為す
不徳の小人は閑居独坐すれば、人目をはばかることなしと思い、不善をなして、至らざることなし
・賢を見て挙ぐること能わず、挙げて先んずること能わざるは命(おこた)るなり
賢人を見て登用することができず、よし登用しても早速にこれを信用することができないのは怠慢といわねばならぬ。
・これを国、利を以て利と為さずして、義をもって利と為すと謂う
国は君主の私利をもって利とせずして、万民の公義をもって利となすという
目次
学術文庫への序文
大学章句序
大学
大学講義
1 大学の名義
2 大学の著者
3 大学の表章
4 大学章句
5 3綱領8条目
6 到知格物
7 誠意
8 正心
9 絜矩の道
10 衍義と衍義補
解説
索引
ISBN:9784061585942
。出版社:講談社
。判型:文庫
。ページ数:126ページ
。定価:680円(本体)
。発行年月日:1983年01月10日第1刷
。発行年月日:1988年07月15日第8刷