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強くて激しい女の子ギリー。寂しくて、家族が欲しくて、転がっていく彼女の道を見つめていると、大団円でなくてもあたたかい気持ちになれます。
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最初は 里親がきらいだったのに、2番目にいった里親のイエが、意味わからなかったけど、慣れていくうちに楽しくなっていって、本物の親のおばあちゃんに会っても、行きたくないと言った。そして、想像のおかあさんと全くちがったから、とてもかわいそうな話しだった
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里親の元を点々としている少女ジリー。
彼女はいつも、自分の美しく完璧な母親コートニーが
迎えに来る日を心待ちにしていた。その母親への思いは、
頑なでありつつも純粋でまっすぐなことに違いはなかった。
最初は周囲を利用し、母親の元へこっそりと帰る計画を
立てていたが、無意識にもその計画の中で
人間と触れ合っていく。
ジリーは物語の最後に現実を知り、自分をとりまく家族とは
何であるか理解する。
里親と電話で話をするシーンに涙。
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母親のもとに帰りたい一心で大人を困らせ里親を転々としていく少女。
愛は失りかけたときに気づくもの。
C8397
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心の何処かでは分かってる気がする。だけど、お母さんのことを信じて待っている彼女。その気持ちの純粋さがとても儚く誠実さをも感じる。
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里親を転々としてきたギリー。
次の里親は、情け深いトロッターさん。
同じ里子のウィリアム。
隣家のランドルフさん。
初めは反発していたギリーだったが...
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「里親の間を転々としてきた11才のギリーは、したたかな少女だった。愛されることのなかった少女が初めて知った家族とは。」
「主人公ギリーは、11歳。幼いころから里子として様々な家を転々とする彼女が、次の里親トロッターさんのもとへ連れていかれるところから、物語ははじまる。新しい家、新しい学校、そして新しい家族。ギリーは周囲の人たちに固く心を閉ざすが、たった一つの心の支えは会ったことのない母親。何かある度「いつも愛しています」と書かれた写真を見て、空想の母に話しかける。そして、いつか迎えに来てくれる、そしたら幸せになれると思うのだ。ーラストまで読み終えた時、しばし呆然としてしまった。ーその日から私はくり返し『ガラスの家族』を読んだ。受け止め方が分からない最後の場面は、覚えてしまうほど読み返した。ーどんな環境に身をおいても、人生には「いいこと」と「つらいこと」の両方が起きる。いいことの一色だけで毎日を染めることができない代わりに、つらいことだけになることもない。あの日、幼い私が時間をかけて物語から見つけ出した人生の機微が、簡潔な文章の中に、一つの手加減もなく凛と込められている。」(あさのますみ『10歳までに読んだ本』)