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前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニストをとりまく四人の女性。この4人の中で被害者となるのは一体誰!?
1993年
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20110208読了
非常にシンプルな話。面白かった!
人気コラムニスト、ラリー・ロックの家に集まった女性四人。前妻シャノン・ムーア、現夫人クレア・フォレスト、愛人マギー・ラング、婚約者ディー・イングルズビー。ラリーが主催したこのパーティーでの被害者は誰?
今の夫人と婚約者ってどういう...と思ったけど、こんな状況もあるんだねぇ。
女性の描き分けが見事!
現在のパーティーとそれぞれの女性との過去が順に出て来て、当たり前かもしれないけど、過去場面が多い。ラリーが追い詰められていくのが良くわかり、緊張感も高まる。でも現在のパーティー場面ではマギーがいないと読んでてつまらないかも。笑
結局誰が死ぬ羽目になるの...とドキドキしながら読めた。
最後の場面もいい。
その後をいろいろ考えられて楽しいし。
あらすじ(本より)
今をときめく人気コラムニストのラリーは、底辺から這い上がり、今やマスコミ界の寵児となっていた。その彼をとりまく四人の女。
貞淑な前妻、莫大な慰謝料を請求してきた現夫人、仕事上で絶妙のコンビを組んでいる画家の愛人、それに新しいフィアンセ。この四人との愛と確執は、やがて不幸な結末を迎える。サクセス・ストーリーの傑作。
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手に入れたかったもの。
夢見たもの。
栄光。
自分が望む自分ほど、手に入れることが難しいものはない。
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桜庭さんの読書日記にあったので借りてみました。想像してたのと違ったなあ。それぞれの過去回想がたくさん入っていて、人間くさいお話になってた。まどろっこしく感じるかなと思ったんだけど、そして結末は予想したうちの一つではあったんだけど、この描き方だから最後の展開が生きるのかもしれない。
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自殺?他殺?死んだのは誰か!犯人は?推理しながら読み進める醍醐味は相変わらず。また読みながらちょっとイラッとする部分も相変わらず。、いい意味で。
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屋上から落ちたのは一体誰なのか。
登場人物の中から被害者は誰か想像しながら読み進めるのですが、この人っぽいと思ったら次には覆されたり、この人は違うだろうと思っても次には覆されたり。全くわかりませんでした!そんなわけで楽しく読めました。
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前妻、現夫人、愛人、フィアンセのうち、誰か一人を殺す目的でパーティーを開いたコラムニスト。一体死んだのは誰か?
序章でまず死体が登場し、本章から過去とパーティー会場を行き来しながらお話は進む。登場人物みんなが非常に人間くさく、地位や名誉や財産を求める生々しい心情や会話のやり取りが描かれていてゾッとすることもあったが、誰もが悪人ではなくどうしても憎めない。
また、読みながら被害者を自分で推理するのも楽しかった。自分の推理が当たった時はえもいわれぬ快感!でもやはり物悲しかった。
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前妻、現夫人、婚約者、愛人……それぞれ一癖ありそうな女性4名をホームパーティーへ招待する人気コラムニスト・ラリー。
冒頭に描かれる、女性の悲鳴とバルコニーから誰かが転落して死亡する。ラリーが殺そうとしていた、只一人の女性とはいったい誰なのか?
パット・マガーお得意の「被害者探し」の作品。女性4名の間に巻き起こる嫉妬と会話の応酬。その間に挟まれる、絶妙な回想エピソードにより、この5人の人間関係が徐々に明らかになり……。と絶品のサスペンスでした。
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表紙、左隅の緑のスーツが前妻。赤いスカーフにゴージャスなブロンド結い上げが現妻。椅子に座っているのが愛人。奥のオフショルダードレスが婚約者。性格や関係がとても良く出ている絵である。
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素晴らしかったな。
パット・マガーさんは人物の描写が卓越しています。
ミステリーとは、血の通わぬパズルや謎解きだけではないと教えてくれた作品。
読んだのはずいぶん前ですが。
パット・マガーの作品の中では一番好き。