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ローマ時代の権力者たちの争いの物語。
毎日自分や子ども達の身を守るために策をめぐらす。
息子のネロを皇帝にしたとたん、その息子から命を狙われるアグリッピーナ......読んでるだけで疲れました。
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「アグリッピーナ物語」弓削達著、河出文庫、1985.03.04
166p ¥420 C0123 (2017.11.01読了)(1990.10.31購入)(1990.09.10/再版)
【目次】
アグリッピーナ系図
第一章 皇后の座をめぐって
第二章 帝室にひそむ毒牙
第三章 画策する親衛隊長
第四章 ウィプサニアの最期
第五章 陰謀の渦巻く宮廷社会
第六章 逆境の母と子
第七章 帝室を支配する皇后
第八章 ネロの即位
第九章 血肉の破局
「悪女」アグリッピーナ
アグリッピーナ略年譜
あとがき
☆関連図書(既読)
「ネロ」秀村欣二著、中公新書、1967.10.25
「ローマ人の物語Ⅶ 悪名高き皇帝たち」塩野七生著、新潮社、1998.09.30
(裏表紙より)
これは一人の女性の物語である。―
美貌に恵まれ、他に並ぶ者がない高貴な血統をうけ、数奇な運命にもまれながら、帝国のトップ=レディとなった女性。多くの男性を知り、多くの人の殺害を命じ、ついに夫たる皇帝を殺し、息子ネロを帝位に押しあげた女性。しかし最後の数年は、失意の日々を宮殿の片隅で送らされ、ついに息子の送った刺客の手で惨殺される。
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「絶対的な権力をもつローマ皇帝の周囲には、様々な人が集まり、一種の権力ゲームが繰り広げられた。皇后もそのうちの一人。アグリッピーナは、クラウディウス亭の皇后となって権力をふるい、その権力を維持するために夫である皇帝を殺害し、自分の息子を新工程に即位させた人物。彼女のドラマティックな運命を、史実のままに描いたのが本書。
・本書を書くにあたって、史料には記述されていない当時の会話や感情の動きなどを、弓削さんはあえて、そして歴史家としての膨大な史料分析の裏付けのもとに、再現している。
ローマ帝国初期の宮廷事情をぜひ味わって。」
(『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より)