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「イギリス恐怖小説傑作選」だよ。
それも、今世紀初めのものばかりだ。
あんまり期待してなかったけど、かなり面白かった。
オーソン・ウェルズ劇場を思い出す感じでした。
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▪️ヒューズ「錯誤」
「早すぎた埋葬」もの。
ちなみに「ベートスンの鐘楼」が発明されたのは1852年だそうです。
■フレイヴィア・リチャードスン「黄色いドアの向こうで」
村田基「白い少女」をお好きな方に薦めたい。
■アラン・ワイクス「悪夢」
こういうのは広義の意味で「逆転移」になるんでしょうか?
■ミュリエル・スパーク「ポートベロ通り」
まったく、もう、こういう、「アブサロム、アブサロム!」のサトペンみたいな男って、永遠に絶滅しないのかしらっ?
▪️シーバリー・クイン/恐怖の館
障害のある息子が女性に振られたのを逆恨みする、父親の話です。この「報復」が凄まじくホラーなんですが、だいたいこの親が子の敵、ってパターン、父親なのは何故なんでしょう?多分一番メジャーなのは、エレベータで死んだ息子と居合わせた人達を晩餐に招待する、アイリッシュ「晩餐後の物語」。
娘に暴行した犯人を拉致してxxxするのは、ティエリー・ジョンケの「蜘蛛の微笑」。母親の報復譚では愛情物語になってしまうからかなあ。
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1. 魔の配剤 (His Beautiful Hands)
母親と自分を捨てた音楽家の父親を毒殺するお話。毒入りマニュキュアを爪に塗って
音楽家の命ともいえる指じわりじわりと腐らす策略を固めるが、その前に酒で酔いつぶされ父親と肉体関係を持ってしまい子を身ごもる。指は腐り落ち復讐はせいこうしたものの毒が回った子供を体内に抱えたことで自らも毒で亡くなるなんとも後味のわるい結末。スッキリしないのはこの話に限ったことではなく、本書に収められた作品すべてに当てはまる・・・