投稿元:
レビューを見る
日本SF界最硬の作家・谷甲州が描く宇宙史「航空宇宙軍史」シリーズの第2巻。
既に絶版になっており古本屋等を通じてしか入手出来ないのが残念。
投稿元:
レビューを見る
航空宇宙軍史シリーズは初めて読んだ。タイトルから国と国とのやり取りの話かと思いきや、戦術の話、局地戦の話で、面白かった。ネタ的には既に古くなっているもの(技術的にではない。流用されてしまったのかも)が多いが、キレのある文体ながらハードボイルドほど気取っていないのがイイ。
投稿元:
レビューを見る
第2次外惑星動乱勃発記念 第2弾。
第1次外惑星動乱の事件順に読む。というか、この初期の短編集は航空宇宙軍史というだけあって、外惑星動乱というよりは航空宇宙軍による深宇宙探査の歴史。もう純なSFしてます。外惑星動乱勃発の25年前のエピソード「星空のフロンティア」はネタで最後の「仮装巡洋艦バシリスク」につながっているし。このころ人類はシリウスまで進出しています。
しかし、燻し銀のようなシリーズだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
汎銀河人に関する
ルーツであろう記述が
「星空のフロンティア」に出てきます。
宋、ある種の抜けられない場所に
はまってしまった男は…ある人と再会するのです。
たった一人の生き残りとして。
他の3つは連作といっても
差支えがないことでしょう。
幻であろう船の航跡が出てくるのですから。
そして、やがて来るかもしれない
地球人の終わりを示唆する記述があります。
そう、敵方の技術を
油断していた感があるのです。
相手はレーザー技術を発展させていたのですから。
個人的には表題作が
一番のお気に入りでしょうか。
なぜならば、最後まで戦い抜いた
男の記録が書かれている…
おや、邪魔が入ったようだな!!
投稿元:
レビューを見る
かつて、私が最初に読んだ谷甲州(読了日は最新の再読了日)。そのリアルな宇宙での砲撃戦に燃えた。
今読んでもこれは凄いな、と思わせる迫力がある。
単にミリタリーというだけでなく、空間流の設定など、ハードSFとしての面も発想が素晴らしいと思う。
投稿元:
レビューを見る
谷甲州さんの本はどれも「身も蓋もない」内容のものばかり(それがいいんですが)ですが、初期の傑作の本書は、珍しく抒情的でロマンチックです。実は谷甲州さんの本質はこっちではないか?と密かに思っています。