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後漢書・三国志・宋書・隋書から倭人、倭国についての部分を抜き出して掲載。
現代語訳あり。
それぞれの原文、参考原文(広開土王碑文、日本書紀)あり。
倭中関係史年表(57〜608)あり。
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原典ですから評価のしようがないですね。
古代史を語るなら目は通しておくべき一冊。
短いながら、後漢以降の日本関係記事併載もうれしいけれど、
『魏志 韓人条』あたりも載ってるといいのにね。
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古代日本についての知識が欲しい方は必ず目を通すべき一冊。
普通にパラパラと読んでいても、古代の日本人の暮らしを想像できて面白い!個人的には、当時の宗教観などに関する記述が興味深かったです。
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魏志倭人伝・・・岩波文庫で読めるんだ。
日本史で名前だけは聞いたことのある本。
資料として読んでみた。
邪馬台国はどこにあるんでしょうなぁ~。
日本の神秘です
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随分昔に買って放置していたが、いざ読み始めてみると、案外スイスイ読めた。
邪馬台国がどこにあるのか、という論争は脇にどけておいても、当時の風俗とか統治の様が見えてきて、とても興味深い。「保守」を名乗る人たちは、このへんの時代をどう思っているのだろうか。
解説→読み下し文→現代語訳→原文の順に出てくるので、予備知識を持ちながら読める構成になっている。
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この書籍は、「三国志・魏志」の倭人伝、「後漢書」の倭伝、「宋書」、「隋書」の倭国伝の中から当時の日本が文章の解説です。最初にそれぞれの解説、訳注、現代語訳、原文の影印を載せていますのでどこから読んでも良い書籍です。
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日本がまだ文字に寄る記録がされていなかったころの記録である中国の歴史書四冊をまとめた本。白文の写しから書き下し文、訳文まで全てついているので様々な使い方ができるだろう。
読んでみると一番詳しく描写されているのは当然中国と日本の関わりだが、古代の日本人の習俗も詳しいのが面白い所である。
編集的に最初に来てしまっている解説から読み始めると難解すぎるので、訳文→書き下し文→解説と読むのがいいと思われる。
ただやはりこの時代までさかのぼってしまうと史料自体が難解なので、研究したいわけでなければ解説は読まなくても良いだろう。
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「魏志倭人伝」は日本人であれば誰でも知っていることと思うが、内容をつぶさに見てみることはあまり無い。
一般に義務教育で習うこのあたりの歴史のキーワードは「漢委奴国王印」、「遣隋使」、「遣唐使」くらいだと思う。
文献をつぶさに観察し、年表を通して当時の日中の関係を見てみると大変良く頭の中に入ってくる。
本書には「魏志倭人伝」、「後漢書倭伝」、「宋書倭国伝」、「隋書倭国伝」がおさめられている。訳注のある訓み下し文、現代語訳、原文があるので大変わかりやすく、一編がとても短いので一読を是非おすすめする。
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西暦57年に金印、238年に卑弥呼、400年代に倭の五王、607年に小野妹子、の時間軸を確認し直した。
100年代と300年代の記録が少ないのは乱世であったからだろうか。ある時点を境に情報量が急に増えるのはその前まで敵対勢力が力を持っていたからだろうか。
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一瞬で読める 訳注と現代語訳で。古代日本、ていうか、そのころ、まだ日本という国はなかったのだけど。ヒミコのところばかり取り上げられるからあれだけど、紀元1世紀くらいの日本をこんなに簡単にサクッと紹介してるんだもの。自分で潜って魚をとって喰うだとか、入れ墨しとるとか、手で飯喰ってるとか、年中生野菜喰っとるとか、裸足だとか。書いてある。
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魏志倭人伝、後漢書倭伝、宋書倭国伝、隋書倭国伝。中国正史に載った日本の記述をまとめたもの。有名な、魏志倭人伝の「倭人は帯方の東南大海の中にあり、山島に依りて国邑をなす。旧百余国。漢の時朝見する者あり、今、使訳通ずる所三十国。」の文章で始まる。これらの文章から、邪馬台国は九州か、いや畿内か、と確定するには情報が少なすぎるのだろう。でも、歴史のロマンではあるな。
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古代妄想される前の原典。
大学の「考古学特講Ⅱa」の参考書として購入。複数の中国史料から日本に関する記述を抜粋してまとめる。参考に高句麗好太王碑の原文もある。各時代のその現況の日本の姿が記述されているのかと思いきや、既存の文献の引用が多かったようで、内容は似通っている。
原典をそのまま味わうことができる。解説や訳注は最小限で、中立を保って記述しているが、邪馬台国論争に関わる箇所には解釈を複数挙げている。ただ解説には物足り無さも感じ、当時の中国の漢字の音について、もう少し解説して欲しい。日本のことばに仮名を当てたと思われる漢字の解釈がまちまちで統一感が無く、議論の土台が欲しい。
第一印象はとにかく、薄い。こんな微々たる記述から邪馬台国論争とはなんて妄想力豊かなのかと疑ってしまうが、現代から見ても日本らしさを感じるリアリティーがあり、ただの伝説とは思えず、比定や憶測したくなる気持ちもわからないでもない。
目次
1.解説
2.訳注
3.現代語訳
4.原文(影印)
○参考原文
5.『前漢書』地理志
6.『魏略』逸文
7.『広志』逸文
8.『晋書』四夷伝・倭人
9.『南斉書』東南夷伝・倭国
10.『梁書』諸夷伝・倭
11.高句麗広開土王(好太王)碑銘
12.『日本書紀』推古天皇