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複雑に絡まりあう人間関係。恋人ロジャーとの関係よりも親友ロティに絶交されてしまったことに打ちひしがれるヴィク。今回はヴィクの身の周りの人物たちを巻き込んだ事件。少し重い内容だった。
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原題:KILLING ORDERS
著者:Sara Paretsky
訳者:山本やよい
初版:1985(US),1986(JP)
ハードボイルド、サスペンス
V・I・ウォーショースキー・シリーズ第3弾
カトリックと証券業界が舞台。
偽装証券の謎がメイン。良質のサスペンス。
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私立探偵、V.I.ウォーショスキーシリーズの三作目。
すでに亡くなっている主人公の母親をいじめてきた、大嫌いなおばから依頼をうけ調査し始めたところ、急にそのお
ばから打ち切りを言われる。
その後すぐに友人の証券ブローカーが殺される。また自分も硫酸を浴びせかけられそうになるなど、調査をやめるよ
う脅され、命を狙われる。
主人公は文章中の印象では、スタイルがよく見た目も美形そうだが、それにも増して気が強そうだ。
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ロジャーがカッコよすぎ。
主人公のヴィクは、もう少し「柔をもって剛を制す」を取り入れたら良いんじゃないかなと余計なお世話を言ってみる。
女性の私から見て「あんた、それは言い過ぎよ!」と思う事がしばしば。もちろん、そんなヴィクが好きなんですが。
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大体どう言うパターンで事件を解決していくのかわかりましたが、今回も、中々ヤバイ出来事に口を突っ込んでいますね。
って言うか、いつもいつもこんな事件ばっかりに首を突っ込んでいると、命がいくつ有っても足りない気がしますが・・・。
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何冊目まで読んだか忘れてしまったが、このシリーズは随分前に読んで結構面白かったのは覚えている。しかし内容も忘れていたので再読することにした。でもまた最初から読むのは癪に障るので3冊目から。
株券の偽造発覚に端を発し、犯人を突き止めようとする探偵の主人公、ヴィク。職業は堅気じゃないけど、クールでドライな、格好いいキャリアウーマンってこんな感じだろうか。
株券偽造を筆頭に、IT技術の発達でもう現在ではあり得ないものがいくつも出てくる。しかしそれでも、やっぱりおもしろかった。
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探偵ウォーショースキーの3作目。
母のおばが長年経理を務めていた修道院から、
株券偽造で疑われた、と救いを求めてきた。
母にも自分にも冷たく当たっていたおばだったが、
ヴィクは死の床にあった母との約束もあり、調査を約束する。
だが、修道院に話を聞きに言った直後に、調査を取り消される。
一方、前作で知り合った再保険会社のイギリス人ロジャーと再会し、
株式の情報のことで証券会社で働く友人を紹介する。
そのためか、友人は殺され、ヴィクは硫酸をかけられる。
年寄りは命を惜しまないと、
危ない橋を渡ってくれた、そして実際巻き込まれてけがをしてしまった、
元偽造屋の親友ロティのおじが、印象的だった。
また、おばが母を憎んでいたのは、
おばの夫と母が関係をもち、
母が追い出された後に夫が自殺したからだったのも衝撃的だった。
でも何といっても、大司教をマフィアに売り飛ばしたヴィクの手際はすごかった。
始末しないと大司教の犯罪に巻き込まれることになる、と暗に言っていた。
そして、ロジャーの会社を救ったお礼でピアノを買い、
マフィアに大司教の情報を渡したお礼で家を買っていた。
マフィア相手に駆け引きするとはかっこよすぎる。