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運命の糸で結ばれた8人の勇士たち、聖女・悪女の想いが纒綿とからむ。自在な筆さばきに息づく新釈八犬伝の醍醐味。
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50238965.html
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たくさんの人物が出てくるから途中訳がわからなくなるけど、思ったより読みやすい。この『わたしの古典』シリーズいいかも
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ライバル作家・名作がひしめく巨大な文化のうねりの中、後期読本の“王”として日本文学史に燦然とその名を轟かす南総里見八犬伝。その長大で時に煩雑すぎる男達の物語を、玉梓、伏姫、浜路、沼藺、船虫など主な女性キャラクターたちごとに安西篤子氏が大胆に章立てする。流麗かつ平易な訳文で無用な改変をほとんど行っていない、抄訳として高く評価されるべき逸書。あなたの八犬伝は是非この書からスタートしてみては? 巻末に登場人物紹介つき。
という感じでお薦め文をそのままあらすじ文チックにしてみましたん。最初ちょっと玉梓には創作っぽい感じの描写があるので玉梓厨の私的にはすごく嬉しかったんですけど、他はほっとんど改変的なものはなく、すごい原作の流れに忠実でした。老舗八犬伝サイト白竜亭さんも八犬伝読書の最初にこれをお薦めしています。なるほど納得でした。私も今度からこれお薦めしようっと。ただあまりにも忠実であらすじを読んでいく感じでもあるのでちょっとつまんないなって思ったり。やっぱりオリジナルな流れやその人独自の描写あっての八犬伝なんだなって思いますわ。わたしもがんばろ。
解説は八犬伝・馬琴研究でお馴染みの板坂則子先生。「八犬伝は、徳目をかざして正義がすべてに優先する男達の「理」の世界のほかに、おもに女達によって動かされる「情」の世界をもあわせもっているのです。八犬伝の魅力は彼女達によって支えられているといっても過言ではないでしょう」「伏姫や玉梓らの作中人物だけでなく、お路の生涯を思う時、「八犬伝」は激しい女性達の生に彩られていることを思わずにはいられません」に深く感動いたしました。私の創作八犬伝も玉梓と伏姫の存在が軸になってるようなものなので、創作がんばろう!って思いましたです! 先生の研究もちゃんと読みたいなあ…でも研究書高い。。。
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犬の字を姓にもつ八人の勇士がくり広げるスペクタクル。ヒロインに焦点をあてて、壮大な伝奇物語をとらえ直す。
玉梓、船虫、妙椿ら八犬伝ファンにはお馴染みの悪女たちが登場するが、中身はあらすじをさらに粗くしたような薄さでがっかり。どうせなら悪女たちの心象を創作すればよかったのに、と思う。ただ物語の結末は原作に近いようだ。
(C)