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深夜の列車に乗った人の行方不明事件が続く。
写真家の主人公は一人の肉解体業の男に興味をひかれ、写真を撮りながら後をつけていった先は深夜の列車内…
その肉解体業の男、たまたま同じ車両内に居合わせた人をいきなり撲殺し、歯を抜き、爪をはがし、目をとり、踵にカギ爪を突き刺し、逆さに吊るしあげる。
これ、実はあるSFチックなゾンビ的な生き物を生かすための食料として、政府公認の殺人だったのです。
オチ言ってしまいましたはい。
映画で見ました。グロ好きにはおススメ
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深夜の地下鉄の吊り皮にぶら下げられた血抜きされた死体。連続猟奇殺人犯の正体とニューヨークの真実とは!?
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人に勧められて。
短編集なので勧められたのは「丘に、町が」
ホラーですけど。
いや変な話です。で、大ボラ吹きだコイツ。
で、ありえへんやろー、物理法則を無視してるよーと思いながらもおかしいから許す。
よくこんな設定をって思う。
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古書購入
ホラー。現代。短編集。
モダンホラー。スマートなスプラッタ。
無夜の心の師匠。雰囲気はラブクラフトに似てます。
サイコっぽい、表題。
「セックスと死と星あかり」の、ラストの妙な明るさ。
一番腐敗臭がしてたのは、「丘に、町が」。
二重の死が、気持ち悪さをかもしだして、なんともいえません。
町の人間全体で、巨人になる。バランスが悪くて、一部が死ぬと、壊死するように、そこからばたばた人が死んでいき、血の洪水になる。
表面の人間が死ぬ。繋いでいた紐にぶらさがる。死体。
個々の細胞が死んでいくのと、町の人が死んでいくこと。
人が死ぬのと、巨人が死ぬこと。
ぐっちゃりと混ぜ合わされて、きしょいです。
すっごく、イイです、クライブ・バーカーさんは。
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「ミッドナイト・ミートトレイン」と「丘に、町が」が良い。盛り上げ方がうまいのなんのって。スプラッターだけど、悪趣味なところがない。死体を逆さ吊りにして血抜きをしている話を、品が良いというのも妙だけれど、そんな感じ。
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短編集でありながら濃密な作品が並ぶ。
情景が浮かんでくる作品ばかりで、まるでクライヴ・バーカーが脚本の映画を観ているかのよう。
しかし、思っていたほど、スプラッタな描写、シーンは少なかった。(少ないからこそそこが強調され、またそこが山場になるように展開してゆくのだが。)
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■ミッドナイト・ミートトレイン……都市を牛耳るいにしえの神々。
■下級悪魔とジャック……コミカルなドタバタ。
■豚の血のブルース★……豚から始まる邪教。
■セックスと死と星あかり……死者の蘇りと役者の演技が重ね合わされて「賑やか」。
■丘に、町が★……人型の町を人が構成するという凄まじい想像力。幻想小説の白眉。
ただの血みどろじゃない。
崇高さ。ユーモア。おぞましさ。高貴さ。上品さ。幻想。
小説のおいしさがたっぷり。
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ホラー映画の影響を受けているというのもよくわかる。ホラー映画を小説で「視ている」みたい。話の展開とか演出とか描写とか。
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表題作がいかにもスプラッタ小説風で最も面白かった。
もっとスプラッタ小説ばかりかと期待して読んだが、あまりに超自然的な短編ばかりで、少し期待が外れた。
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ここまで気持ちの悪い描写を、文字だけでどうして表現できるのか。グロテスクの描写力ではバーカーの右に出るものはいない。バーカーの初期の作品はストーリーが凄いのではない。描写が凄いのだ。
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表題作は、 街とその歴史に対する愛と敬意が、クトゥルフ的で冒涜的な大いなる存在による承認と結びつけられ、確かに読んでいても”清々しい”ものであるかのように感じられた。 自分は、例えば生まれ故郷の街に対する愛着なんて持ち合わせていないのでそういったものを感じたことはなかったのだけれど、”郷土愛”というものが強い人にとって世界はこういうふうに映っているのかもしれないな、と思った。
また、最後に収録された「丘に、町が」も非常に得体の知れない気持ち悪さがあって良い。
巨大な生命体としてはクトゥルフ的な恐怖でもあるのだけれど、その構成要因が……とあればそれは全く違ったきみの悪さになる。
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おいおいこの表紙のキモいおっさんは出てこないじゃないか。これはよくあるB級ホラーのあるある詐欺ですよもう訴えるしかないな。
と言ってもこういう絵で表現されるとむしろイマイチだけどちょっと想像してみるとやばい感じのお話も出てきて、最後の町がって話とか想像すると夜も眠れなくなるわこれ。足の裏の人はキツかろうに。なんかベルセルクの人が描いたらいけそうだけど。
というわけで概ねレトロスペクティブな展開で、クトゥルフとかそういうのを思い浮かべたり。こういうお話って最近は全然流行らないから貴重だわよ。