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未読。
この人のお話の作り方のパターン研究は、昔TRPGの本で紹介されていた。
TRPGの方では更に簡略化させた「2時間ドラマ作成テンプレート」を作成するために使用していたので買ってみた。
七度文庫(小説自動生成スクリプト)と夢小説(主人公の名前を好きに変えられる)を組み合わせて、ちょっとしたSSくらいなら自動作成できるプログラムを作れないだろうか?
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[ 内容 ]
文を超えたテクストのレベルにおける《文法》の探究の最初の試みとして、民話・神話・物語等の記号論的研究において、今や、構造言語学におけるソシュール『講義』にも比すべき位置をもつ記号学の第1の古典。
[ 目次 ]
第1部 方法と一般的結論(問題の歴史;方法と資料;登場人物の機能;昔話の若干の他の要素;登場人物への機能の割り振り;新たな人物を出来事の展開のうちに導入する仕方;登場人物の属性と属性の意義;纒りのある全体としての昔話)
第2部 分析の実例(八つの類型;〔45話の〕図式と註釈)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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すべての魔法昔話は単一の構造を持っている――という驚異的な事実を、驚異的な方法で証明している。プロップの本としては明らかに最初に読むべきものだ。にもかかわらずこれが最後になってしまったのは、ひとえに値段が高いからである。
神話や昔話を研究する者なら必読の内容。にもかかわらず、どうもあまり読まれていないように感じる。というのは、「この神話(または昔話)にはこんな寓意が隠されている!」と的外れなことを説く本が、いまだにたくさんあるからだ。だが、すべての魔法昔話が世界的に同一の構造を持っているとすれば、時代的・局地的な解釈が入りこむ余地はないはず。個々の神話・昔話は、事実をそのままうつしたものではないということだ。
ではなぜ魔法昔話は同一の構造を持っているのか?という当然の疑問がわくが、残念ながらそれはまだ明らかにされていない。どうやら人類学の分野にヒントがありそうだとは思うのだが。…思うのだが。
ところでプロップの研究には、迷走した昔話研究史という背景がある。膨大な資料を漁っても、一生懸命知恵を絞っても、それだけでは袋小路からは出られないのだ。適切な問いを立てることの重要性をしみじみと感じた。
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唯一の形態になる事は分かったけど、
分岐しすぎ感が。
人物や設定が様々でもメタの部分は一緒になってしまうのですね。
個人的には具体例のロシアの民話が沢山読めて良かった。
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1928年発刊、ロシアフォルマリズム全開。
読んでおいてもいいのだろうけど、レヴィ=ストロースでよかったかな。
魔法物語、神話~物語~世界について想像を巡らせるならば、薔薇十字団のカバラとかが、要素や相関の絞り込みがよくできている。(洗練されたシンボル化。)
コンピューターによる大量統計処理やテキストマイニングツールのない時代に、これだけ類型化するのは、大変な労力だったろう。