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どんな信長氏本でも天下統一に向けて順調に進むと、後は本能寺かあ…と思えてしょうがないのですが、気を静めて読めます。ここの蘭丸が究極理想。なんか冷静なのに可愛げがあると思ふ
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信長の前途は明るい。叡山、本願寺の焼打ちで仏敵の汚名は着ても、立ちふさがる敵は、武田勝頼、中国毛利、そして上杉謙信のみ。その謙信が死ぬ。長篠の合戦で武田軍を追い散らした信長の天下統一は目前。だが―明智光秀、本能寺に主君を弑する。時代を先駆けた不世出の天才は笑って死んだ。完結篇。
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1月16日読了。全五巻読み終わって、全体的な感想としては、『この"織田信長"は子供の頃に最初に知った"織田信長"と一緒だ!』でした。
若い頃はうつけのふりをしていて、でも本当は天才で、天才過ぎて周囲の人間は理解するのが難しかった。おそらく本人にとってはそれがひどくもどかしくて、だからこそ自分を理解できた人間(作品中だと濃姫や秀吉など)をいとおしんだ。
私の最初の信長像は、そんな織田信長像でした。
その後、いくつかの本やドラマでエキセントリックな信長像や、人の気持ちがわからない信長像など色々な信長像を知りました。
そして、私の最初の信長像では、濃姫が欠かせないものでした。おそらく最初に読んだ本の影響なのでしょうが、信長の相手といえば濃姫と私の中では決まっていました。
それがドラマなどではそうではなかったりして少なからずショックを受けていましたが、この本は私のイメージどおりの信長と濃姫の関係が描かれていてとても嬉しかった。
特に最期の本能寺の変では、思い描いた濃姫像そのままで、大満足でした。
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個人的に光秀の描き方が少〜しばかり不満。
本当に微々たる不満ではあるけれど。
もう少し濃姫と関わりが描かれていたら嬉しかったけれど、それは贅沢か(苦笑)
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信長の前途は明るい。
比叡山、本願寺の焼打ちで仏敵の汚名は着た信長。
目の前に立ちふさがる敵は、武田勝頼、中国毛利、そして上杉謙信のみ。
その謙信が死ぬ。
長篠の合戦で武田軍を追い散らした信長の天下統一は目前に。
しかし明智光秀、本能寺に主君を弑する。
時代を先駆けた不世出の天才は笑って死んだ。完結篇。
【注】
織田信長@山岡荘八シリーズは数年前に読んだものである。
内容は、Amazonの内容(「BOOK」データベースより)より抜粋。
もう一度読んだときに内容の更新をする。
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おそらく私が一番最初に読んだ時代小説でした。
これをきっかけに一気に戦国時代にはまった気がします。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-137.html
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人間(じんかん)の誤解とはなんと恐ろしいものでしょうか―。
信長は戦乱の世の申し子で、光秀は平時の武将であったと思います。光秀は信長の世を治めようとする深い意図に気付きえず信長の不興を買ってしまい、疑心暗鬼に陥ってしまったのです。
もちろん信長にも原因はありますが、「光秀が信長の残虐行為を無視しかねて謀反した」という説は適当でないと思います。それは平時での考えであり、血で血を洗う戦国時代を早く終わらせ平和な時代を迎えるには信長の策こそ正しかったのではないでしょうか。
疑心暗鬼に取り付かれ、あれほど失態を重ねた光秀が謀反の段取りでは完璧を期した、というのも皮肉なものです。
全五巻、信長の波乱に満ちた生涯を追ってきました。彼の生から学ぶものは多いと思います。お勧めです。
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【14/150】歴史小説は結末が分かっているもの。それだけに最終巻はなんとなくすぐ読めずにいた。「たわけめ、光秀!」カツを入れたくなるのは私だけではないじゃろう。
次に、豊臣秀吉編に突入予定。
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本能寺の変は、明智光秀の織田信長に対する怨恨に起因する謀反というわけじゃなくて、明智“家”の織田“家”に対する怨恨に起因する謀反なんだ。今思えば当然だけど、学校ではそうは教えてくれなかったな。
でも信長と光秀で見据えている理想が違ったこと、その違いがその後光秀が秀吉に叶わなかった要因といえることは、1巻から通して読んで初めて分かることだと思う。
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長かった・・・。初めはおもしろかったんですが、さすがに5巻ともなると途中から戦戦戦で、すぐにみんな死んじゃうし、ドラマないし、織田様々やし。。。織田信長好きになるかなと思って読み始めたけど、やっぱり好きになれずに終わってしまいました。
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「同じことを2回しろ」と言われてもできないと思う。『織田信長』の本を読み彼の人生を知る中で、一番そう思った場面は「桶狭間の戦い」だ。当時の今川義元の戦力はそれだけ巨大だった。信長の勝利は目に見えない「何か」が働いたと思う。信長、秀吉、家康への流れ。見えない「時流」を感じた一書。
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まず、小説としての感想。
中盤から最後にかけてのクライマックス感が半端ない!!
読書でこんなにも引き込まれたのは、初めての経験です!!
さて、本題。
僕はコレを読むまで『本能寺の変』とは、
天下を取る目前まで来た信長が増長し傍若無人になったので、
明智光秀がそれを止める為に討ったのだと思ってました。
でも、まるで反対でした。
光秀自身の『信長への恐怖と疑念』が、自らを盲目にさせた挙げ句の愚行でした。
家康と肩を並べれるほど優秀な武将であったはずの光秀。
人の精神力とは本当に大事な物だと思いました。
クライマックスで印象に残ったシーン。
光秀が謀叛を起こした事を知った信長は、鼻で笑いながら言います。
「光秀か。光秀ならどうにもならぬわ。あやつが起こした謀叛なら手落ちはあるまい。たわけめ。」
こんな時でも信長は光秀の優秀さを認め、自分が討ち取られるであろう事をハッキリと宣言しています。
そして、この光秀の愚行と、
それに気付かなかった自分に叱咤をしている。
そして、もう一つ。
本能寺に居る女子供を逃がす為に言った言葉。
「早く寺内から出て落ちよ(降伏せよ)と申すのだ!!光秀は女子供は斬らぬ奴だ!!急げ!!」
ここでも自分に対して謀叛を働いている光秀の人間性を評価し、
それを計算した上で侍女達の生命を救う機会を待っていた。
どこまでも冷静な信長が凄いと思いました。
そして、何より
『とてつもない優しさを持っていた人物』
なのだと知れた事が凄く嬉しかった。
良い本に出会えたと思いました♪
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濃姫と蘭丸が大活躍!
個人的には光秀は嫌いじゃないので、小説やドラマの中で本能寺の変が起こると無性に辛くなる。
変えられない過去。でも変わって欲しい気がする過去。
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本能寺の変まで。それまでにも危機はあったが、そのたびにそれを打開してきた。
明智光秀の疑心暗鬼モードは、読んでいていらいらするほどだ。それに気づきながら効果的な策を取れない信長にも、老年の弊害かと思ってしまう。
信長は世紀の豪傑であったが、組織管理については必ずしも優秀でなかったのかもしれない。あるいは、時代がまだ熟していなかったのだろうか。