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訳が多少読みづらいようにも感じたが(読点がやたら多くてリズムがつかみにくい)ストーリーにぐいぐい引っ張られた。
エンダーが肉体的にも精神的にも消耗していく様が生々しく、終盤は痛々しい程だった。いくら優秀だとは言え、10歳やそこらの子どもにかけていいプレッシャーを超えすぎていると何度も思った。それでも、葛藤しつつも重圧に屈さず、先の見えない闇に己の力で果敢に挑む姿から、だからこそ大人たちは司令官としての資質を感じ取ったのかも知れないとも思った。
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これは文句無く名作。
指輪物語と同じく、読み返した回数と読む年齢で
いくらか印象が変わってくるのですが
物語が持つ強烈な引力は全く変わりません。
SFがお好きなら一度読んでおくのをオススメします。
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よかった。
子どもが主人公のSFは初めてだった。竹宮恵子の漫画を思い出した。影響を受けているのかも知れない。大人が子どもを戦わせて責任を追わせるところは、エヴァンゲリオンの設定に似ていると思った。
続編は絶対に読みたい。
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久々の翻訳物SF。
想像力をかき立てられながら読み進められた。
オチは途中で想像できたんだけど。
それでも自由に絵を想像しながら読めるのは、よいSF作品のを読む醍醐味だと思う。
宇宙で少年が成長するストーリーなら盛り上がるでしょ!
評価している人が多いのがわかる作品でした。
・・・でも、訳がひどい気が。
翻訳モノって結局は翻訳者の能力が一番出ると思う。
中学の時に初めて読んだ翻訳モノがほんとに読みにくくて、それ以後敬遠していた時期があった。
誰かが「翻訳モノは出版社の人が海外の評価された作品の中から、わざわざ翻訳までして出すんだからあたりが多いはず」って言ってたけど、翻訳下手じゃ意味がない。
訳した作品を読んだ評価が、そのまま原作の評価になっちゃうし。
翻訳作業って訳したり文を書いたりする以外に、プラス違った能力が必要なんだろうなぁ。
それが上手い人は本当に尊敬する。
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最後のオチというか話の進行状況には驚かされたけど、それ以上に考えてしまったのが、『子供ってなにか』ってこと。
『彼はまだ10歳だ』とかいうようなセリフが出てくることが多いが、じゃぁそもそも何歳ならいいのかと。
あとは『英雄のなり方』で、ちょうど倫理の講義で受けていたが、ソクラテス以前のイリアスやヘシオドスの中では『人を殺しまくれば英雄』である、という価値観。これにちょっと通ずる所が見えた気がする。
で、多分エンダーの中では、その祀り上げられ方がおかしいって気付いてる、ような
j.p.ホーガンと違って、超文明ってのがメインでなくて、超文明下でのミクロな出来事を書いていて、面白かった
ただ翻訳はなんとかならんのか
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まさにタイトルどおりの内容。ゲームのような人生で、人生のようなゲーム。今まで読んだSFの中で、かなりおもしろい部類。
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全てがゲームであって、進む道も一本のみ。途中、エンダーの葛藤とかもあるけど、そんなの前に進むか後ろへ戻るかしか道はなかったわけで。そんな話の最後の最後に初めてエンダーが現実と理解した上で選択をする。そこがいい。各模擬戦もおもしろかったし。
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図書館で借りて231ページまで読んだとこで延滞になったので、一度返却。ようやく面白くなってきたところ。訳文がこなれていない。
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これはひどい訳、特に後半の理系的な部分や宗教的な部分は
読むのに一苦労。
ストーリー自体は非常に面白いが、やはり上記の部分が
ちゃんと分かってようやく作者の意図した話になると思うわけで
日本で絶版なのも仕方がないのかなという感じ。
映画化するし、訳改善版を求む!
メインの登場人物は10代とは思えなかったなー、
これは口調とか言葉づかいの訳の問題なのか、もともとそういった
おとなな言葉を使うのか。
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物凄く冷徹で、物凄くナイーブである。ある意味、突き放している。しかし、途方もなく抱え込んでもいる。
エンダーはそのあまりの優秀さ、優しさ、繊細さゆえに、誰も信じられないのかもしれない。自分が優秀であること、優しいこと、そして繊細であるということを彼が認めるには、「ほかの人たちは決して自分ほどそうではない」ということを認めなくてはならないのだ。
それは、彼にとって残酷なことのように、私には思える。彼はそれに常に向き合わなければならない、彼が幼い時からすでに、世界は彼ほど賢くなく、また人々は彼ほど善良な人ばかりではないのだ。
彼の持つ長所が、彼にとってことごとく無力に思える、そのことが読んでいてとても苦しい。それらの長所に対して、世界はあまりにも即物的なのだ。
オーソン・スコット・カードは、『消えた少年たち』を読んで「うわっ……」となった思い出があるので、この話もどこまで行くのだろう、ととても心配だった。しかし、案外落ち着くべきところに落ち着いたように思う。
しかし、これはまだほんの序章だというようなことが解説で触れてあったので(?)、もしかしたら、私の安心もこの巻に限ってのことかもしれない。
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ハリウッド映画公開も控えている「エンダーのゲーム」が絶版なのはまずいんでないのか?80年代SFを代表するヒット作であり名作。その思想に賛否両論あるだろうが、再読してもいろいろ考えさせられる。素晴らしい。
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祝映画化!映画ではどう表現されるか楽しみでもあり怖くもあり。
ここから始まるエンダーシリーズは一気に読む価値あり。
ここでのエンダーはもうかわいそう。お兄ちゃんは怖いしさ。読んでくうちに、お兄ちゃんは怖いだけの存在じゃないって気づくんだけど。でもエンダー、よく頑張ったよって本当慰めたくなるわ。
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この本を通販で買った日に新訳版が発売された。何という偶然と不運?なんだろうか。
ワクワクしながら読み始めた僕だったが……。翻訳が悪いのか俺の読解力が悪いのか、読みづらい!!
富野由悠季の様な独特の言い回しの文章が多く、何度も読み返す場面も多かった。
翻訳意外では不満点は無く大満足の五つ星です。
何より心理描写が素晴らしい。アルジャーノンに花束を に並ぶ程魅せられました。
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生まれることを許されたサード、エンダーが、バガーと戦い、勝利して得たものは敵、バガー、死者の考え、ってとこかなあ。
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昭和に出版されたものなのも関係あるのか分からないが文体自体は正に「翻訳しました」という感じで彼や彼らが多用されたり、「ーー,however,ーー.」という原文であったのであろう「ーー、しかし、ーー」という本来なら前の文に対して逆説の意味でついていたであろう語句が間に挟まれていたりして
読んでいて疲れるところが多かった
だがそんなことはどうでもいいぐらいに面白い内容、ファンタジーやSFは読んでいて本当にワクワクする、続きが気になって仕方がなくなるのはこれらの特色だと思う
540ページを一気に読み切ってしまった
外伝も含めた続編がまだあるので早くそちらの方も読みたい
久しぶりに読書してる最中に筆者の意図や言わんとするところ等のストーリー的な意味ではない「背景」を気にせずに読むことができた