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全五冊。
なんて長い本なんだ。最後はとっても感動的な終わり方をする本。途中の内容については、とりあえず読んでおけって感じの本です。最初ネミの森の祭司から始まり、世界を一周して、ネミの森へと帰っていく。なぜ、ネミの祭司王は殺されなければならないのか、そして、殺される前に護っている木の「金枝」を折られる理由とは? そんな感じで話が進んでいきます。
豊富な例証と、私の好きな理論が詰まった本。
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昔の世界の呪術や王様の制度の話についての
研究書だそうです。
1〜5まであるので、夏休み中読破を目指そう。
1巻は呪術についての話がメインです。
古代ローマなどのヨーロッパ圏から、
オセアニア、アジア、アフリカ諸国…ect。
とかく事例紹介が豊富です。
細かな形式などに違いはあっても、
人間の願いは大体一致してるのだなぁ、と。
(豊作とか子孫繁栄とか)
願いをかなえるため、その願いへの模倣行動をとる→呪術
ってことでよいのだろうか。
雨を降らせたり、他人の病気を治したりと、
魔力的なものがないと王様でいられない、
というあたりが意外でした。
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エウレカのホランドが読んでいたものの文庫版です。書かれた時代も時代、しかも物語というわけでもないから読むのには多少の努力が必要です。
テーマとして王殺しについて扱っているので
なぜそれが行われるのかという点を根元の部分から解き明かしていくのに例として、よくもまぁこれだけ集めたもんだという量の古い風習、言い伝え等が出てきます。これが順序よく古い魔術の仕組みや考え方を解き明かしてくれます。これがとても楽しい。
一巻でこれってことはまだまだ先が楽しみな本です。