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中上健次の文は体力のある若い頃にもっと読んどくべきでした。
一文が長すぎて息継ぎに一苦労。下半身を鷲掴みにされるような泥臭いエネルギーに圧迫感を感じます
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鬼の話が入っていたように思う。
熊野を訪れるとき『紀州』でなくこっちを持って行ったのは
やはり”小説”が好きだからなのだろうか。
大学時代の友人がこの作品を凄く気に入って、初めて熊野を訪れた時、その友人もこれを読んでいた。
彼女は元気だろうか。
2002年7月3日読了
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暗く、なんとなく救いようがなくて、でもそもそも救いなど求めていないような感覚を起こさせる。
路地に生きるということの意味を探るというのは、どういうことなのか。
2011.4
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[ 内容 ]
『枯木灘』『鳳仙花』等の力強い文学的達成のあと、更に新たな表現の地平を拓こうとする果敢にしてエネルギーに溢れた“挑戦する志”。
現代の文学を全身で担おうとする中上健次の奔騰凝集しつづける表現の“渦”。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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創作の『不死』や『鬼の話』などは冴え渡ってるが、作者自身の生まれの話は、他作を読破してきた自分には少し食傷気味に感じ読み進めずらかった。
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講談社文芸文庫
中上健次 「 熊野集 」
熊野を舞台とした私小説的な短編集。あまり面白くはないが、各短編から感じる印象は下記の通り
*陰鬱として光がない日常
*熊野でアウトローな環境で生まれ育った 著者の差異性や劣等意識
*生きる事も死ぬ事もできず、善にも悪にもなれない人間像
*ただ歩くだけを本然として、同じところをぐるぐる廻る人生
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「勝浦」は、中上の物語の最高到達点だと思う。切なさが迸っている。読んでいる自分が、溶けてしまいそうになる。