投稿元:
レビューを見る
娘が3歳の時から本の宅配便を利用していて、知らない本とたくさん出会った。
岡田淳の作品もそう。初めて読んだ時は、何だこれ?という印象。今まで読んだことのない、不思議な世界観。でもすぐに娘と共にハマってしまった。まだまだ未読のものも多いので少しずつ読破していきたいと思っている。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの岡田淳さんの本でした。
いいお話ですね。子どもたちの気持ちに寄り添い、最後は子どもたちの力で何とかするお話。
成績順にクラスを並び替える担任、しかも事あるごとに頑張れという。この先生が、クラスの子どもたちの変化に戸惑うあたりが大人として考えさせられる。
このお話、20年以上前の作品なんですよね。古びないなあ。
投稿元:
レビューを見る
クラスがだんだんまとまっていく過程が面白かった。
「びりになる」と言っても、テストを白紙のままで出すのではなく、
だんだん点数が上がっていく方法を考えられたのが凄い。
テスト中は、答えではなく問題の解き方を教える。
勉強が苦手な子には、授業中や休み時間に教えてあげる。
子供同士の会話なら声に出せばいいものを
びりっかすさんも会話に入れるように心の声で話す。
ちゃんと良い方を選択できる“賢い”子たちです。
順位じゃない、頑張ることが大切。
私の場合、言い訳や自分への甘えとしてこの言葉を使ってしまいがちだったことに気付いて
ハッとさせられました…。
投稿元:
レビューを見る
順位を競う事に疑問をなげかける一冊。斉藤洋ワールド炸裂で、引き込まれます。主人公たちは4年生。中学年くらいから。
投稿元:
レビューを見る
面白いというか、考えさせられた。
びりっかすさんは、結局何だったのだろう。
個人的には、岡田淳なら『二分間の冒険』『放課後の時間割』のほうが好きかな。
でも子ども達にはぜひ1度読んでもらいたいなあ。
投稿元:
レビューを見る
子どもだけでなく、教師に読んでもらいたい一冊。
最後、なるほど!と感じ入った。読み終わってにっこり笑うことができる本って、ある意味では貴重だなぁ。
投稿元:
レビューを見る
びりっかすの神さまが,くたびれた背広を着た中年の男で,ちっちゃくてフワフワ翔んでいるのが,とてもユニークだ.そしてビリになるアイデアが,クラスを一つにしていき,自分たちを成長させていくのが素敵だ.
投稿元:
レビューを見る
「びりっかす」がビリになりそうな人にして見えなかったり、「びりっかす」のことが見える人には「びりっかす」と心で話せるところがおすすめです。
投稿元:
レビューを見る
びりっかすの神さまに会いたいがために、クラスでどんどんびりになる、というはなし。くたびれた神さまが意外。
投稿元:
レビューを見る
クラスでびりになる生徒にだけ見えるびりっかすの神様。
最後にはどうなるのだろうとどんどん読み進めてしまった。
普通とは違う状況におかれたとき人は何を思うのか、疑似体験できて、不思議な気持ちになった。
人と競争するとはどういうことか?についても考えさせられる。
投稿元:
レビューを見る
だれだってビリになんてなりたくない。みじめで悲しいもの。でも、かんばれば1番になれるかというと。それもちがう。世の中できる子だけが評価される。
人に負けないように走り続けたお父さんは死ぬ前に「がんばれ」という言葉をのこす。それに対して「人に勝つことが「がんばる」ということことだったら、「がんばってほしくない」というお母さんの言葉が印象的だ。
このお話では、ビリの子だけが見える不思議な神様が登場する。神さまと頭の中で会話もできる。クラスでビリの子と、そんな秘密を共有するなかで、いつしかみんながビリをめざすようになる。
主人公は最後に1番になるためにがんばるのではなく本気で走ることの大切さに気づく。
競争社会のなかで失われるのが自己肯定感。ひとりひとりが目標をもって主体的に取り組むことで得られる満足感をもっと大事にしたいと思った。