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西川正身の『悪魔の辞典』は、訳したものを50音順に並べ替えていましたが、こちらは原書のままアルファベット順ですから。
どちらが読みやすいかは好みの問題かと思いますが、日本語の読みやすさでは、西川正身のほうが上かなあと……。訳したものの内容は同じなんですけど、細かいニュアンスとかが、、ですから。
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時代遅れとか、日本人とは感覚が違うとも評される一冊。
今でも十分面白いと思うけど。
このユーモアセンスが理解出来るか出来ないかで
人をカテゴライズしても良いかもしれない。
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悪魔についての解説本ではありません。日常のよしなしごとを、とことんひねくれた視点から解釈した――― 「ニガヨモギと酸をインクの代わりに使ってる」と評された、皮肉のききまくったA・ビアスの名著。
例 【恩赦】処罰すれば費用がかかり過ぎる犯罪者に対する国の寛大さ。
【誕生】数ある災難の中で最初で最もすごい災難」
すばらしい。ダウジングなどの擬似科学、オカルトのコメントも冴えています。
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悪魔の辞典というタイトルだが、悪魔について書かれた辞典ではない。
様々な言葉を皮肉って、捩れて、捩れて捉えるとこうなるのだよという辞典なのである。
ミステリーや漫画にも多く引用されている。
擦れた気分の時にぺらぺらとめくるにはもってこいの一冊なのである。
個人的には、一杯、飲みながら、ニュースを見ながら人の悪い視線と笑みを讃えて括りたい一冊なのである。
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懐疑主義。
俺の基本スタンスがここにある。
否定主義。
俺の応用スタンスもここにある。
『「信仰」比類ない物事について知りもしないのに語るも者が言うことを、証拠もなしに信じること』
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中学時代に出会った本。努力とは…愛とは…調べれば調べるほど面白い。普通の辞書の何倍おもしろいんだろう。
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「友情:天気の良い日は二人ぐらい十分に乗れるが、悪い日にはたったの一人しか乗れない船」(137p)
友達できないよ、アナタ?とかいいたくなりそうに天の邪鬼な警句だらけの辞典。もとは英語で書いてあるのを訳してあるので一部伝わりにくいものもあり。こういうの好きな人なら思わずにやりとする部分も。
おもしろいけど、他人に勧めたくはない本。
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悪意と冷笑の一大辞典。さまざまな項目について著者一流の皮肉が冴え渡る。惜しむらくは、皮肉が婉曲すぎて何を批判してるのかわからないものがかなり多いこと。残念ではある。日本では数人の訳者がこの辞典に挑んでいて、今表示されているどうしようもない装丁のこれは角川文庫。筒井康隆による版も出ているようなのでそのうち比較してみたい。
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旧版を所有しているのですが、カバーデザインは以前のほうが
いい。なんでこんなセンスのないデザインチェンジをしたのでしょうか…。
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旧版をもっています。表紙の絵は牛の頭で女性の胴に翼が生えているキメラのようなものがかかれてました。
名作だと思います。
【白】:黒。
【黒】:白。
が印象的な単語の意味の解説だったなぁ。
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オカルトや魔術の本ではありません。
20世紀初頭に発表されたブラックと風刺にあふれた辞典。
初めて手に取ったのは小学生の頃かな。
嫌なガキです。
おかげで、見事に皮肉っぽく成長することができました。
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ちなみにうちの本棚にあるのは昭和55年の13版ですな。
微妙に因縁くさい(笑)
たまに手にとって好きなページを開けるのが正しい読み方!
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その名の通り辞典です
もちろん辞典なので、言葉の意味を説明した物です
しかし、悪魔を冠するのは伊達じゃない!
実にシニカルな文章とブラックジョークが満載!
しかも、面白い程に的を射ている!
読んでいると、つい口元を緩ませてしまいます
その顔は周りから見ると、悪魔のようなんでしょうね
物語ではありませんが、ジョーク集としては秀逸です
ただ日本と文化が違うので、笑えない物も沢山あるのが残念です
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新聞のコラム欄によく引用が掲載されるので読んでみました。
原典は1911年発行ですから、100年前の本なのですが改めて人間の営みというものは本質的に何も変わらないということを認識させてくれる良書です。
構成としては、著者であるアンブローズ・ビアスが様々な単語の意味を綴っていくものなのですがその内容が強烈過ぎて笑えます。
内容を明かすほど野暮なことはしませんが、電車の中でひとりで読む時は注意してください。
思わずニヤリとしてしまうことが多々あると思います。
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たまに手に取ってパラパラと捲るもの。
思わず笑いが、こぼれてくる。
皮肉っぽい小気味良さもあれば、
注釈の必要な知識めいたところもある。
デカダンスや退廃芸術を専攻していた折、購入。
現代文明と人間のあれそれを考えるときにも有効で、
手元に置いて然るべきかと思う。