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隔世の感ありです。
高校生くらいの頃に初めて読んで、その後幾度となく
読み返し、何本かの短編は記憶しちゃってました。
いま読むと、さすがに古いなぁって。
携帯出てこないし、なんか、女性が風俗関係ばっか。
そんな中、記憶に残っていた短編、というか探偵ですね。
いましたね。懐かしかった。
他のアンソロでもちょくちょく見かけたので、これを機に漁ってみようかなぁ。
その1 バー「三番館」のバーテン(秋色軽井沢・鮎川哲也)
元刑事の泡沫探偵が事件を持ち込む形式。
バーテンの詳細を私は未だに知らない。
その2 歌舞伎役者 中村雅楽(木戸御免・戸板康二)
歌舞伎のウンチクも楽しい。
その3 浅草のダンサー チエカ(毛皮コートの死体・梶龍雄)
ストリップ小屋で踊る孤高のアパッシュダンサー
むかーし読んだアイリッシュの「踊り子探偵」を彷彿とさせる、好きなキャラクター。
あと、連城三紀彦の「親愛なるエス君へ」ですかね。
パリ人肉事件がモチーフで、時代を感じます。
近藤富枝の「たけくらべ殺人事件」も好きですね。
この人、今でも書いているのかしら??
久々の再読で、懐かしかったです。
図書館っていいなぁ。