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ファンタジーとは言いつつ現実世界を引っ張りまくってる感がいいですね。
御伽の国だから何でもアリ!じゃないです。
2006/12/8
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中年弁護士のベンは、一流デパートのクリスマスカタログに“魔法の王国売ります”というコピーを見つける。魔法、騎士、竜などがいる異世界の王になれるというのだ。価格は百万ドル。
誰もが冗談としかとらない広告だったろう。しかし、ベンは愛妻を亡くし、現実の生活に希望をなくしていた。内心疑いつつも十日以内にクーリングオフ出来るという点などもあり、思い切って冒険に踏み切ってみる。
しかし実際に訪れた異世界は荒廃しており、わずかな臣下を頼りに命を狙われたりしながら必死で王国再建の道を築くことに……というようなストーリー。
めっちゃ面白かったです。
そもそも、こういうファンタジーで、主人公が40才のおじさんというの意外性があっていい。決して“ヒーロー”的存在でもなく、ただ負けを認めるのがイヤで意地になって進んでいるだけ。そういう特殊能力がないところも親近感が湧きます。
そしておじさんだけあって、彼の現実世界での疲弊感にはやたらリアリティがあります。おかげで異世界との差がすごく際立つ感じがします。ポスト・トールキン(指輪物語の作者)の一人とも言われるのは納得ですね。世界観がしっかりしてて、読んでいてイメージがすごくはっきり描けます。
“ランド・オーヴァー”というシリーズ物。
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いわゆるランドーヴァーシリーズの一冊目です。海外ファンタジーもある程度読んでおきたいよなぁと思い、手を伸ばしました。イリノイ州で弁護士をやっていたアラフォー主人公が、亡き愛妻宛のクリスマス商品カタログに載っていた魔法の王国に惹かれて購入、女子高生異世界モノならぬおっさん異世界モノです♪ 早速王様になった主人公ですが、この魔法の王国には裏があって問題山積(ry なんかこう、悩み苦しみつつも苦難を乗り越える前向きな感じがとてもいいです。逃避というよりは、新天地を求めたんだな、みたいな。
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映画化権をワーナーが取得しているらしい。
ユーモア満載だけど、元弁護士によるまじめなファンタジーでした。
へえっ、著者は「シャナラの剣」の作者なのね。今度読んでみよう。
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おもしろいです。
愛する妻を無くした腕利き弁護士のベンがデパートのカタログで「魔法の国売ります」を見つけたことから物語が始まります。ランドオーヴァー王国。確かにドラゴンも騎士もいるけれど。続きを早く借りにいかなきゃ
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野暮ったいながらもキャッチーなタイトルに
作品自体も軽いものだろうと甘く見ていた。
このままでは生きていても死んでいるのと変わらない。
妻を事故で亡くした男の鬱々とした情念から始まって、
悲しみから抜け出すことのできない虚無感から抜け出すために
疑いながらも魔法の王国に足を踏み出す。
人生に疲れた大人向けの冒険小説。
ややファンタジーの世界観が軽く感じるのは、
全体が重くなりすぎないような配慮だと思われるが
それによって厚みがあっても読みやすい。
救世主となりうるパラディンの使い方は見事。
魔法の王国を救ってきたパラディン(騎士)は誰なのか。
考えながら読み進めていくと面白いと思う。
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長かった❗️何度も途中放棄しようかと思ったが、なんとなくそうできない魅力があった✨妻を亡くしたベンは弁護士として働く現実になんの魅力も成果も感じなくなっていた。そこへなんと「魔法の王国売ります」という広告を見つける…ってお話。でもその王国に行ってもなんにも出来ない。そりゃそうだ、現実の世界だって、突然外国人がやってきて我が国のリーダーになるから崇め奉れって言われてもね
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「こんな王国が私も欲しい」
「魔法の王国売ります!」タイトルがおもしろくて買ってみました。
主人公の弁護士ベンがクリスマス商戦のデパートのカタログから買ったのが“ランドオーバー”という魔法の王国で、ベンはこの王国の王様になってしまいます。
本格的なファンタジーファンからは、繊細さが無い、奥行きが無い、と批判されちゃいそうな箱庭っぷりですが、こんな小さな王国の中にもドラゴンや魔女、妖精や、妖魔がちゃんといます。
これら“ファンタジー”的な生き物と、現代的な知性の持ち主のベンがやりあう様が楽しい作品です。
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十代の頃読んだときには、さほど面白さを感じなかった気がする。主人公がおっさんだからだろう。
おっさんになった今読むと、なかなか面白い。おっさんになったからだろう。今はやりの異世界ものと違って、チート能力もなく、異世界での難題解決が進まない現実派、というのもおっさん好み。
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できれば原文がよかったが古すぎて見つからず訳本。Tolkienより面白い。主人公が凡人(弁護士を凡人と言ったら大変だけど)なファンタジーとはUSっぽさが薄くて良き。私も年取ったなぁ。