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迎え火は兄さんのために、送り火はぼくらのために…。幽霊に魅せられた少年たちのミステリアス・ファンタジー。
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長野まゆみ作品に不慣れな人にはおすすめできる。
というのは、難しい単語も漢字も少なく、シーンをループして情景を浮かべるのに容易い作品だからで、いくらか肌寒すぎる夏の幾日かを読むのは楽しいはずだからである。
しかし慣れた人は物足りないのではないだろうか。たしかに長野まゆみ作品を読もうとした時の、あの感じを覚えるから文句はないはずなのに、不思議を煽りすぎているように僕は感じた。長野まゆみは解決しない作家であるかもしれない、しかしこうまで謎を謎たらしめんとして放置されると、反発心も芽生える。これもまた、味ではある。
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この頃から?耽美系とジャンル分けされるようになりショック(笑)
確かに少しその傾向は出てますけどね。
前作の『夜啼く鳥は夢を見た』の次に続けて読むと
同じ夏を舞台にしながら、温度の差が明白に感じられます。
こっちは夏の夜のひんやりしたイメージ。
水も透き通って体温を奪う冷たさ。
個人的にはこういう人物造形、人間関係は好きではない。
けど、長野作品ではこれが定番なのですな~。
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疑惑だけが増えていって妖しい雰囲気。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-665.html
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110529読了
弟こええよ!ヤンデレ!好き!はさておき
美しい文章に、不気味成分多めでよかったです 夏によみたい
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◆◇◆outline◆◇◆
迎え火は兄さんのために、送り火はぼくらのために…。
幽霊に魅せられた少年たちのミステリアス・ファンタジー。
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著者らしい初期のイメージ小説
表紙は和紙での着物と鯉のコラージュ
蛍の飛ぶ池の絵があって
和紙の着物のコラージュを開くと
見開きで夏宿(かおる)の家の部屋
次のページは
池の絵とひとつながりの蛍の飛ぶ池に浮かぶ三つの灯籠
初っ端から弥彦が夏宿は死んだって言ってるんだけど
聞かない市郎。
最後で夏宿が死んだ事を思い出す
八月十二日市郎が夏宿の見舞いに訪れる途中で柩を伴う人々とすれ違い最後尾にピアノ教師
弥彦は迎え火を焚いている
新盆の夏
螢狩りの夜市郎は遅れた
弥彦はピアノ教師が夏宿を池に落としたと言い
市郎は弥彦が夏宿を池に落としたのを思い出した
夏宿の死の真相ははっきりしないまま。