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ささやかな、けれどかけがえのないクリスマス。画と文がともに語りかけるシリーズ最終巻はカラー頁を加え、より美しく、愛らしく。「イノセント・ストーリー」シリーズ決定版。最も愛された名作。
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カポーティの名作を、村上春樹の訳と山本容子の美しい銅版画が彩る。
クリスマスになると読みたくなる作品です。
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カポーティってあんまり。。。という人にもおすすめの一冊。
失われてしまったものをひっそり思い返している少年の語り。
村上春樹特有の文体と山本容子の味わい深い銅版画が、とてもせつない。
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少年のあるクリスマスの思い出です。
胸が温かく、また切ない物語です。
苦しかったり、空しくなったり、心が弱ってしまった度に読み返す、
私にとってはかけがえのない作品です。
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こういう、決して派手ではないし、裕福でもないかもしれないけれど、一日一日を大切にしている人のお話は結構好きだ。凧を揚げながら何か大切なものに気付くシーンが、とても印象的だった。
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無垢な7歳の少年バディーと、社会からは外れてしまった童女のような六十歳のスック、犬のクィーニーのクリスマス。
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山本容子さんの挿絵が気に入って
ジャケ買いした本です。
が、その頃は村上春樹を読む気がせず
15年以上も積読生活を送っていました(不憫・・)
で、最近、読んだわけですが
心打たれる内容でした。
この手の純粋さを持ってる人に
私はとても弱いので、グッときました。
幼馴染みのことや
あとなぜかハックルベリーフィンを思い出しました。
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山本容子の版画と村上春樹の翻訳。目と心を潤す美本。
本書と対をなす先品「あるクリスマス」に、子供の残酷な一面があるとすると、こちらは率直な子供らしさに満ちた作品。「美しい」という表現が何度使われたか、どんなことに使われたか、よくよく気をつけて読んでみて。胸が詰まります。
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ちょっと大人向けの、クリスマスをモチーフにした短編。
作者自身の失われたイノセンスを描いています。
美しすぎて胸が締め付けられるような感情を描かせたらカポーティの右に出る者はいません。
山本容子さんの見事な銅版画がそっと寄り添っています。
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とても美しく悲しいお話。
翻訳をした村上春樹さんがあとがきでも書いているように、誰しもが成長していくに従って無くしていく「イノセンス」を、カポーティが大切に本に著したもの。村上氏曰く、この作品がカポーティのその種の作品の中の頂点であろうと。
主人公の少年と歳のうんと離れたおばあちゃんいとこのこのお話は、すっかり大人の能力を身につけてしまった者には、なんとも懐かしく物悲しく、何度も読み返したくなる秀作だ。
大好きな山本容子さんの銅版画も、丁寧に作品にそって描かれていて本当に美しく、一冊の本として、本当に素敵な作品だと思う。
山本さんの銅版画の裏が白紙で統一されていることも、この本を素晴らしくしている一つの要因かな。
手元に置きたくて購入。原文も読みたくて洋書版も購入。
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カポーティと言えばティファニーや冷血の方が有名だけど,僕はこの短編がすごく気に入ってしまった。クリスマス前後にぜひ読んで欲しい作品。
僕は初めてこの作品を読んだときにラスト1ページのところでずっと泣いてしまい,なかなか最後まで到達しなかった。なんてことのないクリスマスの日常を描くことが,こんなふうに僕の心を揺り動かすことになるなんてまったく予想もしていなかったので。
ちなみにこの作品は別バージョンの翻訳として,「ティファニーで朝食を」や「誕生日の思い出」にも収録されている。
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貯めたお金で作ったフルーツケーキを知人に送り、もみの木を刈り、飾りをつける。
一文一文から浮かんでくるイメージがあまりにも鮮明。
田舎育ちじゃなくても、かつて子供だった私たちならば、誰しも共感できるところがあるのではないでしょうか。
贅沢ができずにお互いに凧をプレゼントするところがすき。
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カポーティの作品の中でも、子供時代のイノセンスがぎゅっと詰まった一冊です。村上春樹氏の翻訳も素晴らしいと思います。
子供の世界をこんなにキラキラと紡げるなんて、カポーティはほんとに繊細ですね!
読むたびに、哀しく、でも暖かい幸せな気持ちになります。あの人のケーキにはレーズンを1カップ多く入れてあげようね、というところが大好きです。
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クリスマスの時期に読みたいと、何年も前から思っていたんだけれど、延び延びにしていました。代々木上原の古書店で偶然みつけたので購入。
童女のようなお婆さんと、7歳の男の子(カポーティ自身)の心温まる、でもちょっとせつないクリスマスの思い出。どっさりと焼くフルーツケーキの材料を入手したり、森にモミノキを切り出しに行ったり、手作りのプレゼントを交換したり。
でも幸せなだけじゃなくて…以下、ネタバレになるので略。
山本容子さんの挿絵と村上春樹さんの訳とあとがきも、とてもいい。
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クリスマスを近づくと読みたくなる。
心を込めたフルーツケーキの作り方がわかるしネ
暖かく切なく、カポーティを好きになる短編。