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この本を読んで思ったのは、「若さ」をは、気の持ちようだということだ。それは、この本に出てくる見た目より若く見えるお年寄りの実践記録により、よくわかる。中でも特に驚いたことは、「七十歳から七十九歳までの四パーセントは三日おきに性行為がある」「八十歳以上の五人に二人は一年に少なくとも十回以上の性行為がある」という報告があった点だ。お年寄りで、子が産めないからといって、行為自体がなくなるわけではないし、むしろ「自分は歳をとってるから・・・」と思っているほうが、老化は進むのだと知った。 そして誰もが思うだろうが、若さのためには日々の生活が大事であることも述べられている。内容としては、食生活はバランスよくすること、規則正しい生活を送ることなどだ。最近の報告では、体にいいといわれる食物繊維も、摂り過ぎはガンのもとになるとも言われている。CMでも、食物繊維をとるためにキャベツをたくさん食べたりしているものがあったが、何事もほどほどに、バランスよく行うことが大切だと感じた。生活習慣については、私はだいぶ不規則なので、直さなくてはいけないと思わされた。
また、この本にはラストに様々な有名人の名言が挙げられている。たとえば、モロアの「忘却なくして幸福はありえない」や、ドストエフスキーの、「人間が不幸なのは、自分が本当に幸福であることをしらないからである」といったものがある。このような名言を見て、今の自分を見つめなおすことができた。