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絵本だからこそ、生々しくリアルに感じるお話。うずくまるシランさん、会社の人々、手紙を書く人々・・・。絶望の黒い影と、優しさの黄色・・・。絵本ってやっぱスゴイ!!
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傘をさしてないだけで、たいほされるのは、かわいそうだなと思った。シランさんのことを知らないみんなが、シランさんのために手紙を書いてあげて、やさしいなと思った。
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いつの世もなくならない
愛の反対は憎ではなく、無関心という、お話。
小学六年生の息子に、レオ・レオニのスイミーと同じ、谷川俊太郎訳の本だと言って勧めた。
「傘をささないだけで捕まっちゃうようなことがあるの?」
「ああ、日本でもちょっと人と違うだけで、どうこうされるような時代があった」
「手紙を書いて意味があるの?」
「誰からも気遣われないよりはマシじゃないか?」
「ふーん」
というような会話になった。
小雨で傘をささない親子としては、奇異な目で見られること、奇異な目で他人を見ないこと、という話の方が響いたらしい。
アムネスティらしく説教臭いが、悪くない。
文京図書館から借用。
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「絵本」という形態でありながら、社会の問題を、鋭く、簡潔に描いた一冊。これこそ、「大人のための絵本」ではないでしょうか。
子供のうちに出会って、もやもやとしたものでも、意識のベースみたいなものを持ってもらうのも大事だと思いますが、この内容が真に迫ってくるのは、ある程度の年齢になってからだろうなと感じました。
特に、10代〜20代の若いうちに出会って、考えて欲しいテーマです。
【今月のおすすめ/2011年2月】
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シランさんは普通に、親切で真面目な独身サラリーマン。テレビの向こうの痩せこけた子どもたちのニュースも、罪もないのに牢屋にいれられた人がいるという話も、「可哀相だけど、自分には関係無いこと」だと思い、休日にはテニスをして、美味しいご飯を食べ、友達と冗談を言って笑う。
けれど、シランさんは兵隊に連行された。
この国では雨が降ってきたらみんな傘をさすのに、シランさんは傘をささない。何故だ、みんなと違う考えをするやつは敵だ!と・・・。
シランさんが連行されても、会社は普通で、シランさんとは無関係になった。友達もシランさんの話をしなくなった。
何も悪いことをしていないシランさんに、なぐさめの手紙がくる。
シランさんの国のえらい人(かっか)に、シランさんの無実を、手紙で書いてくれる人がいる。
・・・
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考えさせられる絵本。高学年〜
みんなと違う考えをした人は罰せられた時代が、日本にもあった。
人権学習の時に。
ちなみにアムネスティ・インターナショナルとは、
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は、国際連合との協議資格をもつ、国際的影響力の大きい非政府組織(NGO)である。国際法に則って、死刑の廃止、人権擁護、難民救済など良心の囚人を救済、支援する活動を行っている。和名は「国際人権救援機構」。
ウィキペデアより
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ズキリズキリと胸を刺しにくる何かがある。
アムネスティ・インターナショナルの本。
日本じゃあんまり実感わかないことだけど
でも、「知らない」じゃ済まされないことでもある。
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【絵本】かさをささないシランさん 小学高学から大人まで 理不尽な噂で逮捕されてしまうシランさんと、無関心な周りの人々
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人権週間で分かりやすい物を探していて出会った。普段から特に人権を意識せずに過ごしている人間に、とても分かりやすく「人権」を教えてくれる1冊。
人権意識なんてないような主人公が自分に重なり、結末に恐ろしささえ覚える。あぁ、人権って大事なんだな、と深く感じることが出来た。
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朝起きて、準備して、会社に行って、友人とテニスをして、テレビを見て、ベッドに入る。ごく当たり前だと思っている日常だけにただ身を委ねていると、突然思ってもいない事態に巻き込まれることもある。
テーマは「人権」と「無関心」。谷川俊太郎さんは時々こういった心をえぐるような作品を平然と書くから気が抜けない。無関心は罪か。
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みんなとちがうことを考えるからということで逮捕されてしまったシランさんの話。
シランさんが心の中でおもっていたことが自分の身にふりかかるその様子など、いろいろ意味深い作品。
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中古購入
タイトルが気になってパラパラとめくる
すると銃を構える挿絵が
さらに気になって流し読みをしてみた
なんなんだこの絵本は
私も変わり者なので
これを読んで明日は我が身かもと思ったら
恐ろしくなった
日本ではこんなことは起こり得ない
でも周りの反応は日本そのものな気がする
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絵本ですが、かなりの衝撃を受けました。
普通に生活をしていただけなのに,少し他の人と違う行動をしていたばっかりに国家に捕らえられてしまう
友だちが捕らえられても,あいつは何かおかしかったよな とそんな空気が漂う
何もしていないのに
普通に生活をしていただけで
お話しでしょ?
いいえ
本当のこと
おかしなことが世界中で起こっている
怖ろしくなった
そしてそれは他人事ではないのかもしれない
読み聞かせ時間は6分くらいです
アムネスティ・インターナショナルとは国際的な人権団体です罪無く囚われている普通の人々のために、普通の人々が国境を越えて手紙を書くのが主な活動です
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1991年発行。もう30年以上前に作られた絵本でした~が、何とも絵本らしくない内容に、大人向け?世界は精神的には進歩していますかね?傘をささないシランさんは傘をささないと言うことで、みんなと違うことを考えると言うことで、逮捕されてしまいました。