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タイムマシンは最高に面白い。SFというと軽く流されそうだが、未来の人類の姿を見るとそこにはウェルズの科学に対する両義的な態度が見て取れる。科学は人類を豊かにするのか、しないのか、と。
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短編集.
星新一さんのような不思議な話が多いです.
時間がないけど読みたいときにさくっと一話だけ読める.
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考えすぎると頭がぐるぐるしてきます。時間っていうのはほんと面白いテーマだと思います。未来の描写もなんか、本当っぽいんですよね。なるほど!って納得できる。(作中ではあまり信じられていませんでしたが)・・・なんか頭の悪い感想だなぁ;
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SFを読みたくなり、短編だし岩波文庫だし、と購入した
SFなのに、どれも可視的ですごい
警告であり、読んでいるとこわくなるけれど、それがまたいい
数年したら再読しようと思う
本棚にずっと保管しておいて、いつか子どもができて、彼・彼女が手に取って読んだときに、どう感じるのかを知りたい
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古典おさえとかなあかんよなとか思って読んだ作品。イギリス社会の比喩やらなんやらというのは、日本人の僕には到底わかるはずもなかった。タイムトラベルものは好き。夢があるから。
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一言、おもしろい!実際にタイムマシンがあったとしたら、どういった未来が考えられるのか。この本を読むと想像する事が好きになると私は思います。
仮定する事は、何かにチャレンジする際に必ず必要になる要素の一つだと思います。未来の地球がどうなるのか。大昔の方がここまで想像して地球の未来を予測しようとしている点に、私は一番衝撃を受けました。
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本当にこういう未来になっていたら怖い、でもなってしまってそう、と思えてしまう。人類はどこに向かって発展しているのか考えさせられる作品。とにかく面白い。
時間飛行家が旅立ったのは、80万年後のロンドンだった。そこで時間飛行家は、エロイと呼ばれる美しい人々と出会う。彼らは、単純な言葉しか話さず、物事に無頓着で、貧弱な肉体をしている。誰も労働をしている様子ではないのに、生活は安定していて、衣食住には事欠かない。また、それとは対照的に、地下世界ではモーロックと呼ばれる気味の悪い生物が暮らしている。彼らは闇の世界に住みなれてしまったために夜にしか地上にあがってこれない。地下で地上人のために生産活動を行っている。
著者のH.G.ウェルズは社会主義者であったことから、この作品は資本主義への批判と受け取ることもできる。
エロイはおそらく資本家を象徴しており、モーロックは労働者のなれの果てといったところだろう。
生活の繁栄と安定が完成してしまったら、飽和状態に達してしまったエネルギーは活動を止め、やがて無気力と退廃に終わる。
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もしタイムマシンがあったとしたら、私は未来よりも過去に行って古代の日本を見てみたいと思っています。
この小説に出てくる主人公は、自分の発明したタイムマシンで80万年後のイギリスに旅立ちます。そこに描かれた未来は、とても不気味で不思議で、ドキドキしながら読みました。
映画化もされましたが、この小説の素晴らしさは読まなければ伝わりません!
(九大スタッフ)
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タイムマシンの持つ、世界の終末観は今でも色あせない。ラストの海岸のシーンは本当に印象的だった。傑作だと思う。いつか自分の手でこの作品を映像化してみたい。
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80万年後の未来を見てきた時間飛行家(「タイム・マシン」)、何でも願ったことを叶えられる能力を突然身につけた男(「奇蹟を起こした男」)、住民がみな盲目である秘境に迷い込んだ男(「盲人国」)など9篇収録の短篇集。
***
初ウェルズ。考えさせられる内容だったり、ストレートに楽しめるものだったり、どこまでも空想なんだけど科学的であろうとする面もあっておもしろかった。
表題作は、機械化が進んで便利になる一方で、原理を理解せずとも使えてしまう虚しさや無知の裏に隠れているものに対する心地悪さから書かれたのかなと邪推。
分業化の末に固定された貧富の差とか、臭いものにはフタ的な表面だけ取り繕ってしまうこととか、高度化した技術の暴走に対して無力な人類とか、ウェルズの危惧した未来からそう遠くない世界が実現しつつあることが残念。
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「乱視読者〜」からの流れで再読。10年振りくらい。蘭の話は怖かったなーと記憶にあったけど、他はうろ覚えだったな。「タイム・マシン」や「水晶の卵」を読むと、そのイメージの豊かさに圧倒される。前はあまり印象に残らなかったんだけど「盲人国」がけっこう面白い。文化人類学的な要素の入った作品というのだろうか…。
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高校生の頃は、岩波文庫がそっけなく感じ、読むのが苦手でした。お子ちゃまでした。そんな中で読めそうなのを探して手に取ったのが、これ。あとで有名なSFの人って知りました。
これも最近再読して、やっぱ面白かったね。
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2014/01読了。昔読んだことがあるような気もする。1890年代にこんな小説があったというのは、当時は斬新だっただろうな。オカルトっぽい話もあった。
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古典を読み直す。全然古さを感じさせない面白さがある。また、数年前に見た新しい方の映画の映像を珍しく鮮明に思い出してしまった。
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ミミズかモグラの国
昭和生まれのワタシにとって、久しぶりのおもしろいSFでした。表題作よりもワタシには「盲人国」はひきこまれました。何だかミミズの国かモグラの国に迷い込んだような心細いお話でした。主と客、自と他についてよく考えないと…
日本の筒井康隆さん・村上春樹さんにつうじるトンネルのような不思議な体験でした。