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[要旨]
風俗嬢…。高層ホテルの窓ガラスに裸の胸を押しつけ、トパーズの指輪を見つめ、大理石のロビーを彼女たちは行く。そして、都市の光景を、サディズムとマゾヒズムの接点を行き交いながら感じる。この瞬間にも東京と混じり、そして疾走する女たちを村上龍はとらえた。衝撃の大ベストセラー、ついに文庫化。
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女性がこういった仕事をするというのはやっぱり何だか心に傷を負っていたり、
愛に飢えてるとでも言うのか…
SEXしてる時だけが誰かに必要とされてる…。
寂しいようで、強い。
そんなイメージだ。
女性は強いな…
著者は、ドン底からしか見えない微かに光ある人生を…
『女性の風俗業』
という媒体を通して言いたいのかなとも思った。
自分的には後半からの方が面白く感じた。
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W村上と呼ばれた二人の作家がデビューし、
話題の作家だったしコインロッカーベイビーズあたりは
スゴいなと思って読んでいたけれど、
このトパーズでグロさに耐えられず読むのをやめた。
読んだ当時、自分が子供過ぎたのかもと思い、
後年読み返してみたけどやっぱりグロいだけだった。
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よくSだMだなんて言うけど、これを読む限り俺はそのどちらにも属さないだろうと思った(あくまで小説ってのはあるけど)。とにかく刺激が強い内容ではある。
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単身赴任の中、自宅の断捨離対象になった。
学生時代から村上龍にはまっていた。
内容はほとんど覚えていない。
記憶力の頼りなさを感じさせられる。断捨離。 111009
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すごい好き。特に「サムデイ」が最高に良かった。句読点が少なく読みづらそうなものなのだが、これが村上龍さんの技量かとんでもなく読みやすい。内容に反して文章はテンポが良く上品。そして肝心の内容もまわりに適応できず常に破滅願望と欠乏欲求をもてあましている少女が多い。あとがきから判断するに今の女性は異様に明るいと言っていた村上龍は、その明るい女性達が所属と愛の欲求と承認欲求が満たされなかった姿(異様に明るくても欠乏した女性の深層心理)を肥大化させたのではないだろうか。
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コインロッカーベイビーズなみに読んでいて気分が悪くなった本。
けれど、こういう世界観は嫌いじゃない。
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書きたいものを書いたって感じ。
龍さんが好き勝手書いたものは多少つまらなくてもエネルギーだけは伝わるよ。
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鼻の曲がった女がオススメ
佐野元春好きにはサムデイもオススメ
サムデイの「あたし」とトパーズⅡの裕美は
HISAYOさんみたいなガリガリで綺麗な女の人かな。
骨と皮しかないような身体で胸が小さいのが悩みだとか
ユミは私よりも少しブスだとか言ってる感じ。
汚いのに嫌いになれない女がたくさん出てくる短編集。
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ここまで書くの?!っていう位のエログロなSMワールドに、気分悪くなりながらも完読。全て一人称で書かれているので、他人の頭のなかを覗いているようで面白い。とっちらかった行動を取る人は、やはり頭の中もとっちらかっていて...。ダラダラと続く長い文章も、目の前にその子がいて話してくれているみたいで臨場感あり。
変態だと思われそうなので、人にはオススメしませんが(笑)
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タイの本屋さんで見つけて購入した一冊。
『限りなく透明に~』を読んで、著者の他の作品も読んでみたくなって読んでみました。
何が伝えたいのかわからん!ってのが、正直な感想。
自分の知らない世界すぎて、共感もなければ感動もない。
使われている言葉も低俗と言うか、下品なものが多い。
読んでて不快に感じられる箇所もいっぱいあったし、著者の風俗業界で働く女性に対するイメージはどうなんやろ、と感じた。
けど、そんな感情にさせられながらも、最後まで読んでみたいと思わせられたのは、この文章の持つ力なのかな。
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娼婦に興味を持って描く。
風俗産業は、一種の文化かもしれない。
そこには、「無意識の意思」が多く表されている。
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数十年前に、限りなく透明に近いブルーを読んだまま、久しぶりに読んだ村上龍の作品でした。
内容はともかく、こんな文章を書く人だったかなぁと少々がっかりでした。女性の発言に句読点がなく、つらつらと長いのは狙いなんですよね。。。
内容を知らずに、電車で読もうと思って図書館で借りたけど、無理です。レディコミを通勤電車で読むようなモノです。
唯一の評価は、装丁が綺麗。
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ずーっと家で眠ってたのをなぜか今読んだ。
今というタイミングに意味がある、と今なら考えられる。
「ー彼女たちが捜しているものが、既に失われて二度と戻ってこないものではなく、これからの人類に不可欠でいずれそれは希望に変化するものなのだ―」(あとがきより)
だそうです。
当時(1888年)はバブルの真っ最中で、身体を離れ観念化された欲望が蔓延した時代、
どれほど逸脱した性衝動を描写しても、最終的にそれを引き受けるのは身体でしかない。
今はバブルとは違う意味で身体性が希薄になった時代だが、
人類に希望が見出せるかどうかはわからない。
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(1992.03.20読了)(1991.11.20購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
風俗嬢…。高層ホテルの窓ガラスに裸の胸を押しつけ、トパーズの指輪を見つめ、大理石のロビーを彼女たちは行く。そして、都市の光景を、サディズムとマゾヒズムの接点を行き交いながら感じる。この瞬間にも東京と混じり、そして疾走する女たちを村上龍はとらえた。衝撃の大ベストセラー、ついに文庫化。