紙の本
少年達に読ませたい
2004/07/25 03:21
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投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご存じ、東野圭吾「浪速少年探偵団」。いいっす! ネ! 小学校教諭、しのぶセンセの魅力もさることながら、生徒たちの何て生き生きしている事。今日びの子供、こんなん居ますか?と思いつつ、居るんですよね。情報社会の弊害というか、昔からあった事なのか、一部が全部、際立ったものが代表のように取り扱われ、本質が見抜けなくなっています。大部分はそんなに変わっちゃいませんって。
しのぶセンセの短編が5篇収録されています。先生と生徒、刑事のコンビ、この絶妙なコンビネーションで語られる物語は宮部みゆきセンセ憧れの関西弁だ。軽妙ながらも言葉の裏にあるニュアンスが何とも奥深い関西弁で語られる物語は、その軽妙さと裏腹にしっかりした本格ミステリーなのだ。だから、面白くて、楽しくて、すごいのである。こんなミステリー、大人だけで楽しんで良いのでしょうか。昔、ホームズで開眼したように、子供たちがミステリー、本、読書の楽しさ、素晴らしさを発見出来るきっかけにならないだろうか。
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大阪の小学校の教師、25歳のしのぶセンセのクラスは6年5組。ぱっと見は美人だけど手が早いし口も悪い。そんなしのぶセンセの周りで起きる事件の物語。
5つの話が収録されているの。
大阪の大和川の堤防や、布施駅前の商店街、今里駅、平野、八尾、豊中と、地元民の私にはリアル映像が浮かぶ楽しい舞台でした。
女らしさのかけらもないしのぶセンセが、悪ガキ達の信頼関係を、なんやかんやいいながらも築けていることが気持ちがよかった。そー言えば私も小学校んとき、先生のこと好きやったなぁ〜と子供の頃を思い出してみたり。でも今はセンセの立場なんよね。こういう大人になれているかしら?
表面じゃなくって、根底から繋がってないと人間はアカンよな。そういう忘れかけてたものを思い出させてくれたお話でした。
あ、内容は、一応殺人が起きてっていうものですよ。小さな謎がちりばめられてるんやけど、パズルのピースを一つはめ込んだ途端全体像が見えてきたという東野圭吾さんらしい(と言っても、読んだのはまだ二作目^^;語るには早いけど・・・)演出ですね。
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「竹内しのぶ、25歳、独身、短大卒。大阪大路小学校六年五組担任の教師。ちょっと見は丸顔の美人だが、口も早いし手も早い…」
○…東京者の僕にとっては、大阪弁での会話文が楽しい。内容も、良い意味でサラッと読める。少し前の理想の小学校教師なんでしょうね、しのぶセンセは。
×…身近で凶悪事件続発、というお約束の設定はもう少し何とかならなかったのだろうか。できればしのぶセンセには、もっと日常の謎を解いて欲しかった。
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十年も前に図書館で見つけ、読んだ本。東野圭吾の作品を初めて手にした作品で、思い入れが強い。とにかく面白かったのを覚えている。しのぶ先生とヘタレ刑事の新藤さん。くっついてほしい! と思ってました(笑)もう一度読もうかなあ。
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連作ミステリー短編集。全5話。
主人公は小学校の教諭。短大卒の独身、25才。見た目はちょっとした美人だが、性格は豪放磊落で行動力抜群。そんな彼女の身の周りで起こる事件を、彼女とその生徒たちが解決する。
いいね〜。関西弁だからすごく親近感もてるし、主人公の生徒たちの悪ガキっぷりがなんともかわいい。今時の陰気な小学生じゃなくて、陽気な悪ガキたちがいい味だしてます(笑)
あと、先生のキャラ。話の中で、彼女を巡って二人の男が火花を散らすんだけど、彼女自身はどこふく風。恬淡としてて、気風がいいんだよね〜。自分をちゃんと持ってるから、結婚にも妙な打算がない。きちんと自分と向かい合って、成長してる姿がいい。
彼女を取り合いする男たちも、二人とも対照的で、いい男。私なら、二枚目じゃなく三枚目を選ぶかな〜と愚にも付かぬことを考えたりしてしまいます(笑)
東野圭吾さんって、かなり昔の作品も全然色あせてないとこがいいよね〜。いつ読んでも楽しめる本。人物のキャラもパンチが効いてるし、謎もよくできてるし。短編でここまで妙味を出せるってすごすぎ。
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軽い感じのミステリ。登場人物のキャラクターが魅力的。馴染みのある土地が舞台なので、何となく親近感が湧く。
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しのぶ先生と生徒と同じみの刑事さんたちが毎回登場する、
短編集です。
これはけっこう面白い!
なかなか気に入りました。
続編「しのぶセンセにさよなら」を早く読みたい。
ただこれは著者が東野さんじゃない、って言われても普通に納得できそうな、
ほんとごくごく普通な感じを受けました。
それがまた良いのかもしれんけど。
私は本間よりも新藤派です。
最後新藤さんとどうなるのか、良い結末になるのかな。
そこらへんも気になる。
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主人公のしのぶセンセは大阪の小学校の先生。6年5組を担当していて、そのクラスには鉄平や原田をはじめとするワンパクがそろっている。しかしもっともワンパクは当の担任本人で、見かけは美人のしのぶセンセも、持ち前の関西弁で相手はタジタジ。しまいには、生徒に「嫁の貰い手がない」と言われる始末。そんな生徒に大人気のしのぶセンセが、数々の難事件に巻き込まれ(?)そしてそれをスッパリと解決していく。事件を通じて知り合った刑事コンビの漆崎・新藤ともなんだかんだでうまくやっていき、果てには若手刑事新藤にデートに誘われる仲に。時には自分のクラスの生徒を使って大捜索をするなど、“センセ”ならではの斬新な方法で問題を解決していく。 この作品は「いろいろ書ける」でお馴染みの東野圭吾さんによる、一風変わったミステリになります。どこか『ズッコケ3人組』などの小学生の頃に読んだお話を思い出してしまうようなタッチで書かれたこの作品は、事件自体は他の作品に引けを取らないような本格的なものが用いられているにも関わらず、どこかおかしい要素を含んだあたたかみのある話になります。なんと言っても、会話がすべてこてこての関西弁であるところが最大の特徴でしょう。
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大阪の小学校が舞台に
しのぶセンセと6年生の少年たちが事件に挑む短編集。
しのぶをめぐる恋の争いも…。
こてこての大阪弁が小気味いい。
軽い感じで楽に読めて楽しめる1冊。
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しのぶセンセ!!★
子どもたちとのやり取りとか
先生自身の個性的な性格とか
全部大阪の地名使ってて大阪弁なとことか
スラスラ読めておもしろい!
さて、独立編では恋はどーなってるんかな♪
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2009.1.31
しのぶ先生と、教え子の田中鉄平、原田郁夫、大阪府警本部捜査一課の新藤刑事
普通の人の日常にちょっとしたミステリーが・・・と言うようなモノかと思ったら、
殺人事件ばかり。
まるで、コナンと毛利探偵のように、やたらと殺人事件に関係してしまうしのぶ先生に
驚きました。
ほかの東野作品とはちょっと違っていて、登場人物が個性的ですてきに描かれています。
しのぶセンセの推理
しのぶセンセと家なき子
しのぶセンセのお見合い
しのぶセンセのクリスマス
しのぶセンセを仰げば尊し
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再読のよーな気がする。
会話がすごい笑えた。知ってる地名ばっかりなのも楽しかった。★2.5くらい。
2009.4.4
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読始:2009,6,25
読了:2009,6,25
しのぶ先生シリーズ一作目
大阪路小学校6年5組担任の教師
全部で5つの作品が収録された短編集
連作短編かな
舞台が大阪ということがあって作中も大阪弁が使われている
主人公のしのぶ先生のさばさばした性格は好み
行動力もあるし面白く誰からも慕われる先生
事件も先生の周りでおき、学校の生徒も毎度先生にくっついてくる
それ故に事件には凄惨さはさほどない
だがそれ故にありえそうな動機、日常起こりうる身近な事件
さらっと楽しく読める
次作にも期待
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さくさくと、気軽に読める1冊でした。
わかりやすい設定で、設定どおり高学年・向けの本って感じ。
男前のしのぶ先生でした。
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竹内しのぶ、25歳、独身、短大卒。大阪大路小学校六年五組担任の教師。ちょっと見は丸顔の美人だが、口も早いし手も早い。そのしのぶセンセのクラスの福島の父親が殺された。事件解決のためにしのぶセンセと教え子探偵団が大活躍。エリートの本間と刑事の新藤もしのぶをめぐって恋のさや当て大捜査戦。(講談社文庫裏表紙より)
しのぶセンセシリーズ第一弾。
生意気な男の子、原田や鉄平が可愛らしい。
けど、ただの女教師が、刑事と知り合いになったからといって、こんなに事件に巻き込まれるのはどうなんだ。
一つの事件で一冊になってると勘違いしてたから、
何個も事件があって、ちょっとガックシ。
しかも、殺人事件かと思いきや、ただの自殺だったとか、ちょっとあっけない感じ。