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かなり終わりの方まで『なんでイチゴ?』って思ってました。15歳ということだったんですね。中学生というか、思春期にはみんな一度は主人公のように感じたことがある気がします。誰もが通る一つの通過点。通過しているときに読んでみると尚更染みます。
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ぐっとこみ上げるものはなく、淡々と読み終わった。この本を読む適齢期を過ぎてしまっていたためだろうか・・。
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重たいテーマながらすらすらと読ませてくれます。切なくて感動もできて、自分にとって大切なものを考えさせてくれる名作。
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「中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った。「あたしと、心中しない?」ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇」――青春小説を読みたいと思って、これを読みました。今だからこそ、読んでおかなきゃならないものって絶対あると思う。文章がかなり硬質。そのために、少し読みづらさを感じました。この小説は全体的に憂鬱・・。言葉では言い表せないほどの脆さがあって、これが青春小説なのか、と全然違う印象に驚きました。死ぬ間際に人を好きになってしまった直美はどんなきもちだったんだろう。考えただけでも耐えられない・・。胸を切断されてもなお、気丈に振舞う直美に尊敬の念を覚え、ラストの徹也の呼びかけに、生きる勇気をもらいました。すごく切ない。この年代の「死」ってこんなに綺麗なものなのかな。純・純文学のこの小説。大事な事を教えられた気がする――
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可愛らしい題名とは
かけ離れた
すごく悲しい内容でした。
主人公たちは
中学三年生の一五歳。
将来の事
死について
友情、愛情について
もがく事も出来ない運命に
生きる青春物語です。
青春物語と言っても
皆が想像するような
清々しくもなく
明るくもない。
だけれど青春物語でした。
きっと私が主人公と同じ年の
中三の頃に読んだら
人生の考え方が180度
変わったのかもしれない。
最初の頃の野球の解説は
野球の知識を知らない
私からすると退屈でしたが
中盤から目が離せなくなる程
おもしろくなりました。
むりをして生きていても
どうせみんな
死んでしまうんだ
ばかやろう
それでも生きます。
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う〜ん、タイトルからなぜか「夏の庭」のような話だと思っていたので、^^;それと実際読んでいてそんなに面白くなかった。野球のルールを全く知らないので試合の描写のところはすっごく適当に流し読みしたし。
ラストもそうだし、「死」なんだけど、どこか疾走感があるんだよなぁ。
15歳という設定だからか、青春がテーマだからかなぁ。。とにかく「夏の庭」読みたい
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学校の国語の教科書って、基本的に抜粋で、最初と最後はないくて、いいとこだけじゃないですか。
教科書に載ってた中で、いくつか最初から読んでみたいなぁって思ったものがあって、これがそのひとつでした。
授業で読んだ時はふたりの男の子とひとりの女の子がいるってこと以外背景がわからなかったからよくわからなかったけど。笑
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青春。
うん。ぇ
なんだか新鮮なタイプかな。
僕として。けど、そこまで考えさせられるような
ものではなくて、かるーく読み流す感じ。//黙レ
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「同盟を結ぼう。おれたちは十五歳だから、一五同盟だ。男と男の約束だぞ」
永遠に結ばれないようで、逆に言うと永久にあり続ける恋。
どこまでもプラトニックで、とてもとても哀しい。
そんな少年の恋と、進路への不安が描かれてる。
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人間ってすごいなと思う。なんかすごく「生」についてのメッセージを感じた。
このタイトルの意味を知ったとき、とても感動した。
私も素晴らしい人生を送りたい。
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集英社の夏の本で買ったんですが、正直期待はずれでした。ほんと、残念だなあ。「死」と絡ませたかったんだろうけど、うまくなじんでなかった。なんていえばいいのかな、海に住んでる蛙、みたいな感じ。数時間で読んでしまった。 直美が案外あっさり死んでしまったし、「あたしと、心中しない?」って印象的な台詞で紹介の文章にもあったのに、そのときに言っただけでその台詞が軸になって話が展開していくわけでもなく…。裏の紹介文のその台詞で惹かれて買ったのにな。直美のお父さんの内輪のシーン、なんであそこに持ってきたのかなあ? 良一は野球興味ないとかいいながらも、ピッチャーゴロとか用語知ってるのが不思議。普通は、野球興味ない人は知らないけどな。聞いても、すぐに忘れてしまうんだけど。
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中学生の教科書依頼。10年以上経った今、当たり前なんだけど、あの時のようには読めない。10代の感覚…あの頃はあの頃の私なりに、もっと白くて、冷たくて、鋭くて、でも脆くて。そんな感覚を持ちながら読んだ。教科書には相撲のシーンが掲載されていて、ちょっと感動すらしたのに。なんだろ、この今の無感動。オトナになってしまったのか、はたまた感性が鈍くなっただけなのか。
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「どこへも行かないでくれ」
「あなたのそばにいるわ」
「ぼくは……」
それ以上、何を言えばいいのだろう。ぼくたちは知り合ったばかりなのに、もう別れを告げなければならない。
0804-0806
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中学三年生の良一は、同級生の野球部のエース・徹也を通じて、重症の腫瘍で入院中の少女・直美を知る。徹也は対抗試合に全力を尽くして直美を力づけ、良一もよい話し相手になって彼女を慰める。ある日、直美が突然良一に言った。「あたしと、心中しない?」ガラス細工のように繊細な少年の日の恋愛と友情、生と死をリリカルに描いた長篇。
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てっきり良一と直美の淡い恋愛がメインで、そこに命の話が絡んで…といったものを想像してたんですが、
他にも良一と徹也の友情や人生の上での選択、大人になっていく事などテーマが盛り沢山。
散漫とした印象で★2つな感じですが、2人の切ない恋の部分には非常にやられたので★1つプラスです。
直美の告白、切なすぎ!
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人生につまずいても生きる力を与えてくれるような本でした。号泣です。
三田誠広は何冊か読んだけれど、どの作品にも共通したメッセージを感じるような気がして大好きな作家の一人です。
どの本もそうだけれど、読む時期も大事だと思いました。
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古本屋で偶然見つけた本
ありきたりの主人公(あるいはそれに近い人物)が病気にになっちゃうお涙系の小説じゃない
もっと純粋で、もっと心にすとんと落ちてくる
中学生の友情や恋や受験、そして生と死
そのころの自分を思い出させてくれる透明感いっぱいの本