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上橋さん作品。古代日本を舞台しているけれどすんごい難しい・・・児童文学とは思えません。守人シリーズとかのが好きです
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歴史は自分で歩いている。歩みを止めることはできない、とおもう。
自分で手にいれること、選ぶことのできることと、よりどころがなくなることの喪失感と。
選ぶということは、何かを手放すということなのだと、思う。
荒削り。
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(大和)朝廷につくか、昔ながらの神との掟をとるか。神との契りを結ぶカミンマは人と神と間の者。
神の子タヤタとナガタチ。カミンマとしての自信のないキシメ。ムラの行く末、森の命…。
神を殺すことで失うものは大きい。犠牲の上に得たものは?一度失った絆は元には戻らない。
もののけ姫の「神殺し」よりも暗く重い。
神を愛した3人の娘たちの哀しい話でもあった。
(古い児童書だったが挿し絵は無い方がよかった。)
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それ程長くなく読みやすい物語です。
タヤタはキシメ気持ちもタチナガの気持ちも村人の気持ちもわかっていたのでしょうね・・・。切ない・・・。
特に子どもに読んで欲しいと思います。
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日本神話のワンフレーズからイマジネーションを膨らませて書かれた上橋さんの初期の作品。エンターテイメント性は控えて、本当の神話のよう。
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カミと呼ばれるもの、オニと呼ばれるもの。
古代日本を舞台にしたファンタジーで、先日読んだ精霊の木より馴染みがあった。
ぐるり取り巻く自然をカミと敬い畏れて生きてきたクニのハテの人々にも、ミカドの威光が届かんとする。
古代日本のことを語りながら、その実、環境破壊が進む現代への警鐘を鳴らしているのではないかと。
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ほんと上橋先生の児童文学はするする入ってきやがる・・・。
日本の蛇ガミと娘の婚姻伝説が下敷きになってるんだな・・・。
森と人間の共存、狩猟から稲作への転換、人間と土地神などの難しいテーマを少年達の一つの物語として見事にまとめ上げた児童文学。